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jet会員のご紹介~私たちのステキな先生~

月刊エレクトーン 2019年7月号 月刊エレクトーン
2019年7月号

全国にあるjet会員の個人宅教室を訪ね、エレクトーン指導の独自の工夫やエレクトーンへの想いをインタビューします。今月は福島県本宮市から、エレクトーン歴50年、jet設立以来の会員である遠藤園子先生の「遠藤園子音楽教室」におじゃましました。

2019年7月号 遠藤園子先生(ヤマハミュージックリテイリング 郡山店支部)

PROFILE (えんどう・そのこ) 東京都・中野区出身。戦後の東京に生まれ、幼少より自宅にあったオルガンを独学で始め、高校3年生でピアノに触れる。大学卒業直前に父が逝去。23歳で結婚し、夫の転勤で29歳の頃に福島県・二本松に転居。出産を経て、子育てをしながら指導者を目指す。同時期にエレクトーンに出会い、ベースで奏でるリズムの魅力にハマり、エレクトーン演奏グレード4級、指導グレード5級を取得。毎年春に郡山ユラックス熱海にて発表会を開催。毎週開催している高齢者の集いの『ふれあいサロン』にて、jetの仲間の協力を得てエレクトーンコンサートも開催している。

いいところは褒めてあげるそして、気長に待つことです

最寄りはJR東北本線の本宮駅。本宮市は福島県のほぼ中央に位置し、西側に安達太良山を望み、阿武隈川や百日川、瀬戸川など多くの川が流れていることから“みずいろの町”としても知られている。最寄りはJR東北本線の本宮駅。本宮市は福島県のほぼ中央に位置し、西側に安達太良山を望み、阿武隈川や百日川、瀬戸川など多くの川が流れていることから“みずいろの町”としても知られている。

JR東北本線の本宮駅より車で5分。住宅地に現れた鮮やかなライトイエローの家が「遠藤園子音楽教室」だ。柔らかい物腰と上品な佇まいの遠藤先生は、戦後、焼け野原だったという東京都・中野区出身。幼少の頃、両親に買ってもらったオルガンに触れたのが音楽人生の始まり。経済的に習いに行けなかったため、独学でオルガンを練習する。
「うちになぜかバイエルの楽譜がありまして、教えはしないんですけど、間違えると母から“そこは違うよ”とひと言あるんです(笑)。父は会社のオーケストラのコンサートマスターをしていて、毎晩バイオリンを練習していました。毎日、教会に連れて行かれて讃美歌を歌っていたので、いつの間にか讃美歌は弾けるようになりましたね」

高校3年の受験時期に、一番下の妹(遠藤先生は3姉妹の長女)がピアノを習い始めたのに便乗してピアノ教室に通うように。大学卒業後は花嫁修行に行く予定だったが、卒業1週間前に父親が逝去。柔道の創設者、嘉納治五郎の伝記を書く仕事を経て結婚。出産後、夫の転勤で現在の福島県・二本松へと引っ越すことに。
「長女が通っていた幼稚園でヤマハ音楽教室をやっていたので、“あの曲なら弾けそうかも”と思い、人様に教えられるように習い始めたんです。二本松の駅前にある松楽器店に通って、その後、いい先生がいるからということで福島市内まで通いました。当時、主人が勤めていた会社にB型のエレクトーンがあったんです!それがエレクトーンとの出会いで、社歌を録音した記憶があります」

玄関入って左、ELS-02Cとグランドピアノがあるレッスン室。娘さんの油絵が目を引く。玄関入って左、ELS-02Cとグランドピアノがあるレッスン室。娘さんの油絵が目を引く。

住宅地にある遠藤園子音楽教室。鮮やかな黄色い外観が目印だ。住宅地にある遠藤園子音楽教室。鮮やかな黄色い外観が目印だ。

シンプルな看板。木々との調和が取れたナチュラルな雰囲気だ。シンプルな看板。木々との調和が取れたナチュラルな雰囲気だ。

豊富な楽譜の蔵書。現在もレッスンに通い、自己研鑽を欠かさない勉強家だ。豊富な楽譜の蔵書。現在もレッスンに通い、自己研鑽を欠かさない勉強家だ。

エレクトーンは生きがいを与えてくれた楽器

支部定例会が行われる郡山店には、自ら運転する車で通っている。支部定例会が行われる郡山店には、自ら運転する車で通っている。

足鍵盤で奏でるリズミカルなベースに魅了され、エレクトーンを演奏する喜びに目覚めたという遠藤先生。指導者養成コースで演奏グレードの4級を取得。赤ちゃんだった娘を連れて、郡山まで受講しに通っていたというから並々ならぬ熱意である。
「レッスン中に娘が寝ていたイスから落ちて、ギャー!と泣かれたこともありました(笑)。やっと4級が受かって、その後通った仙台でも友達がたくさんできて。仙台では曲集“5セレクションズ”でも有名だった田代雅士先生に厳しく指導していただいて、今までにない即興やリズムを数分以内で書いたり。先生のおかげで、ここまでこれたような気がします。決して苦ではなく楽しかった記憶があります。のめり込んでしまったんでしょうね」

jetが設立された1994年より自宅でレッスンを開始。募集は一切せず、近所の子どもやご縁で知り合った生徒たちを中心に教えている。エレクトーンを弾きたい生徒には補助ペダルを貸し出すなど、1人でも多くの人にエレクトーンに触れてもらうための工夫を凝らしている。
「音楽は楽しいことだと教えたいので、あまり叱らない。いいところは褒めてあげる。そして、気長に待つことです。私も習っているときに待ってもらったので。学校が忙しくて練習できない人は“じゃあここで練習しようね”って声を掛けてあげます」

現在も年に一度行われる『jetアレンジステージ』に作品を提出するなど、自己研鑽を欠かさない遠藤先生。去年、心臓の病気を患い、3週間の入院で憔悴した身体を癒してくれたのはエレクトーンだった。
「退院後、足腰が弱って階段の昇り降りが大変だったとき、エレクトーンを弾くといいかもしれないと思って、子ども向けの優しい曲を毎日ベースで弾くようにしたら本当に筋力がついて。

エレクトーンは、私にとって生きがいを与えてくれた楽器。エレクトーンを通じてリズム感も音程もついて、音楽の幅を広げてくれる。いい勉強をさせていただいて、子どもたちとも触れ合えて、それはとても幸せなことだと思います」

4月7日(日)郡山ユラックス熱海にて行われた発表会。発表会は年に一度行われ、年末にはレッスン室でクリスマスパーティーも開催している。4月7日(日)郡山ユラックス熱海にて行われた発表会。発表会は年に一度行われ、年末にはレッスン室でクリスマスパーティーも開催している。

月刊エレクトーン2019年7月号より 写真提供/jet本部 文/編集部