中四国最大級である1万人を収容可能なメインアリーナを中心とし、サブアリーナと武道施設から構成される新たな県立アリーナとして、あなぶきアリーナ香川(香川県立アリーナ)は2025年2月にオープンしました。設計は妹島和世氏と西沢立衛氏による建築ユニット「SANAA」が担当。本施設は瀬戸内海に面した高松駅からほど近いロケーションの元、周辺の広場やプロムナードと一体となった”公園のような公共空間”をイメージして計画されました。そして3つの施設(メインアリーナ、サブアリーナ、武道施設)を緩やかな曲線屋根によって繋げることで、周辺環境と調和した外観デザインとなっています(図1~3、写真1)。また、ユネスコのベルサイユ賞において『世界で最も美しいアリーナ(The World’s Most Beautiful Arenas)2025』の一つに選出されており、その意匠性が国内外から高く評価されています。
本施設の中心となるメインアリーナは、スポーツから軽音楽イベント、展示会などを行う多目的アリーナであり、拡声音の明瞭性の確保、外部への音漏れ防止が非常に重要な要素となりました。