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- O2Rはデジタルドメインでのプロクオリティな音楽制作環境を、その驚くべきコストパフォーマンスで実現させたという意味で、まさにエポックメイキングなミキサーだったと思うんですが、DM2000の開発に当たって、O2Rの成功は決して無関係ではなかったのでは。

[岡林]
O2Rは個人の方にも買っていただけるミキサーでしたから、おかげさまで市場には相当な台数が出ました。ただ"帯に短し"なところもあって、スタジオなどで設備で入れようとすると、結果としてO2Rが2台、3台、"カスケード"という機能で繋がれるケースが非常に多かったんですね。

ですからこの7年間の間、O2R、2台分のミキサーが欲しい、というお客様からの声をずいぶんいただいていたんです。それを実現するのがDM2000、そしてO2Rそのものの置き換えということでO2R96。そういう位置づけで作り始めたのが開発の最初でした。
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[宮脇]
DM2000とO2R96は、同時に並行して開発してたんですよ。しかし、かなり規模のある、2つのモデルをまったくドンピシャに同時に生産開始して発売するっていうのは、やっぱりエネルギー的に厳しかった。

で、まずDM2000で作っておいて、そこからO2R96に移植するっていう形で、ほとんど同時にほぼ3ヶ月くらいのズレでずーっと並行開発していたんです。

O2Rが2万数千台全世界で使われている状況の中で、その後継機を出す上で、世の中のニーズは何か、そしてさらに望まれていることは何か、その答えが、我々としてはこれだと思っています。

- 開発はどんなふうに進行したんですか?

[宮脇]
DM2000のメインのお客様として考えたのは、O2Rを2台、3台と使っていただいてるようなレコーディングスタジオやポストプロダクションでお仕事をされている方。そういうイメージで開発はスタートしています。O2Rを愛用していただいてるお客様から頂いているご要望は、実は山ほどあるんですね。で、それはあらためてリストアップしなくても、これとこれは絶対いるよ、いやこうすべきだ、っていう大枠がわりと早く固まったんです。

そして、それが技術的に可能か、あるいはコストというか、お客様にお届けする値段の枠の中ではまるのか?というようなところでブラッシュアップした上でおおまかな外観の図面を用意しました。

それをいろんな外部の人に、それもできるだけ異なった感性をお持ちの複数の方にご意見を伺っていきました。それは、全世界のいわゆるプロの方たちからの意見をフィードバックして・・・。そしてワーキングモデルを作って、さらにそれに対するフィードバックを繰り返して、というふうに。

- ということは、O2Rで不満だ、不足だ、と言われた部分については、DM2000ではほとんど解消している、と。

[宮脇]
そうですね。やれるところは全部やってます。
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