
ボディ材/ネック接合
メイプルトップ/マホガニーバックの材構成とSGの象徴的デザインであるダブルカッタウェイを保持しつつ、SG1820のボディには今日のギタリストたちが求めるサウンド、演奏性、ルックスを得るための改良が施されています。
ボディトップのアーチ形状は従来よりも急カーブを描くように改良されています。ブリッジ&テイルピースを配置するボディトップは厚みのあるメイプル材で弦振動をキャッチし、そこからボディ外周に向けてメイプル材を徐々に薄くしていくデザインにすることで、弦振動のボディ全体への効率的な伝達と最適な重量バランスを得ています。
また、ギターを高い位置で演奏するプレイヤーのフィット感を高めるためにSG1000/2000/3000に施されていたボディバックのコンターカットはなくなりました。ギターを低い位置で持つプレイヤーが多い現状においてはあまり必要でなくなったことと、それよりもフラットバックにしてマホガニーの質量を増やすことでローミッドのレスポンスが向上するというメリットを優先しました。
指板

プロギタリストのオーダーによりカスタムショップで製作されたSGの多くが、伝統的なエボニー指板の代わりにローズウッド指板を使用していることから、我々はこの新しいSGの指版には厳選した高級ローズウッドを採用しました。この材が生み出すウォームでバランスがよいサウンドは、現代のミュージックシーンにマッチしたものといえるでしょう。
ヘッドストック
ボディとの重量バランスのために、ヘッドストックは従来よりも小型化されています。伝統の「フラワーポット」インレイもそれに合わせてリサイズされています。
IRA (イニシャル・レスポンス・アクセラレーション)

プレイヤーの皆さんは「弾き込むこと」がギターにとって重要であることをご存じのことでしょう。弾き込むことによって「鳴りがよくなる」といわれています。その理由は、ネックと指板などの木材間、木材と塗膜間、材とハードウェア間などに生じているストレスが、弾き込むことによって馴染んで一体となって響くようになるからです。
I.R.A.(イニシャル・レスポンス・アクセラレーション)とは、完成品のギターに対してそのギター固有の振動を与えることで塗装-木部間などにあるストレスを解消する技術です。この処理を施すことで、ギターは弾き込まれたのと同じような状態になるのです。