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音楽人物事典

ジローラモ・フレスコバルディ

Girolamo Frescobaldi

1583~1643 イタリア人 バロック初期 作曲家 オルガン奏者

フレスコバルディはバロック初期のイタリアでオペラ作曲家のモンテヴェルディ(1567~1643)と肩を並べた鍵盤楽器の大作曲家/名オルガン奏者である。また、彼は弟子のフローベルガー(1616~1667 ドイツ人のウィーン宮廷オルガン奏者)を通してJ.S.バッハを含むドイツ・バロックの鍵盤楽器奏者たちに多大な影響を与えたことで知られている。フレスコバルディはイタリアのフェラーラに生まれ、ルツァスキに師事し、1604年以降はローマの教会のオルガン奏者を務め、07年にオランダに旅行し、最初の「マドリガル集」をアントワープで出版した。08年からはローマの聖ペテロ大聖堂のオルガン奏者に就任し、1628~34年にフローレンス宮廷のオルガン奏者の仕事で大聖堂を抜けた以外は、43年に没するまで聖ペテロ大聖堂の職にあった。フレスコバルディは鍵盤楽器用のトッカータ、リチェルカーレ、カンツォーナの形式を確立して、後のトリオ・ソナタやフーガへの発展に寄与した。また、フレスコバルディはオルガンの演奏面で"曲を几帳面に弾くと退屈に聴こえるから曲の始めはゆっくり弾き、続くセクションが生き生きするように"と言い、1627年に出版された「トッカータ集」の序文には"トッカータの冒頭はゆっくり、アルペジオのように弾き・・・・片方の手がトリルで、もう片方の手がパッセージを弾く場合は、トリルは速く弾き、もう片方の手は表情ゆたかに弾くこと・・・"とルバート奏法をバロック期に指導したことで注目されている。
(参考資料:中村菊子著 『ピアノレパートリーガイド』)

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