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    <Topics>デビッド・マシューズ 3作発表「鍛錬の音、一気に」

    配信日: | 配信テーマ:ジャズ

     日本で人気を誇るジャズ・アレンジャーでピアニスト、デビッド・マシューズ率いる「マンハッタン・ジャズ・クインテット(MJQ)」が6月から3作連続してアルバムをリリース。14日のビルボードライブ東京など全国ツアーを行っている。

     アルバムは「スイングしなけりゃ意味ないね」「サム・スカンク・ファンク」「恋人よ我に帰れ」の3枚。いずれもスタンダードを中心に映画音楽、ラテン、フュージョンの名曲をマシューズのさえた編曲で10曲ずつ収録した。

     MJQもニューヨークの若手を中心にメンバーを変更し、強力なドライブ感を打ち出している。「私は日本のジャズファンが大好きなサウンドで音楽を作れる。そう鍛錬してきたからね。30曲をセッションみたいに一気に録音した」と振り返る。

     マシューズは、話題になった松田聖子のジャズアルバムを担当したことでも注目された。

     「私はニューヨークで40年間音楽ビジネスを続けた。J・ブラウンに始まり、G・ベンソン、P・サイモン、B・ジョエルらそうそうたるアーティストと仕事をしてきた。つまり、プロ。セイコちゃんならどんなアレンジか的確に提案できる」と自信を見せる。

     自身のMJQについては「ハッピージャズだが、古くはない。ジャズはパーソナリティーそのものなんだ。演奏する側が『これはジャズ』と言い、聴く側が『これはジャズだ』と受け取れば、それはジャズだ」とにこやかに定義付けた。【川崎浩】

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