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    [SCENE]「Endless SHOCK」1500回達成 数字以上の重み

    配信日: | 配信テーマ:その他

     堂本光一さんが3月31日、ミュージカル「Endless SHOCK」で通算主演回数1500回を達成しました。この日は東京・帝国劇場公演の千秋楽。笑顔いっぱいのカーテンコール、「記念号外」の発行と特別な一日となりました。(祐成秀樹、清川仁)
     まず、この記録のすごさを説明しましょう。「レ・ミゼラブル」「ミス・サイゴン」といった大作ミュージカルの主役には、大抵複数の俳優が配役されます。が、堂本さんは2000年以来「SHOCK」の主役を一人で務めています。しかもこの役は歌や踊りのほか、フライング、殺陣、階段落ちも行うので、他の舞台とは比較にならないほど身体を酷使する。1500回は数字以上の重みがあるのです。
     それだけに、堂本さんは終始晴れやかな笑顔。サプライズ登場した初演キャスト・東山紀之さんは「僕は今、50歳だけど、君は50歳までできるんじゃないか」と励ますと、堂本さんは「あの時の東山さんを超えられていない。東山さんがいなかったら、『SHOCK』を続けられていない」と力を込めました。
     その後も感謝、感激、ユーモアにあふれた発言が続きました。「何回とか気にしてやったことがない。その日の幕が下りるとホッとすることの繰り返しです」「スタッフの皆さんが完璧な状態を作ってくださり、それを信じて僕らは表現をする」「(2000回達成には)最低でも5年かかるでしょ。このペースで行くとどうでしょうね?」「2か月間の公演を誰一人欠けることなく駆け抜けた。それが素晴らしい」「(明日は)人間じゃないような生活をします。グテーッとしてると思います」「1500回やってきただけのことはあるというものをお届けしないと」
     印象に残ったのは、堂本さんが1000回以上出演したアンサンブルキャストの名前を挙げてねぎらったことです。彼らが大きな拍手を浴びる姿を見て、堂本さんは「人のことのほうがうれしいね」とポツリ。快挙は一人で成し遂げられたものではない。脇で支えてくれたメンバーに光を当てたいと、座長の温かさが感じられた瞬間でした。
     カーテンコールは約1時間半に及びました。終わりかと思うと、堂本さんが再び語り始めるという場面が繰り返されたのです。ファン、そして最高の仲間たちとのしばしの別れを惜しんでいたようでした。

     ◆「記念号外」 7日まで配布 
     読売新聞は同日夜、SHOCK1500回を祝う「記念号外」を発行しました。
     午後5時45分頃まで続いたカーテンコールを取材。出演者が並ぶ特大写真は、折り目が顔にかからないよう配置されました。
     配布場所の東京・大手町、読売新聞ビル3階には、数百人の長蛇の列ができました。同7時10分過ぎから配布が始まると、紙面を見たファンから大きな歓声が上がりました。兵庫県芦屋市の泉本智子さん(36)は、「千秋楽の後に駆け付けた。笑顔の写真がすごくいい」と話していました。
     号外は、同ビルで7日まで開催の「SHOCK」記事展の来場者に1部ずつ無料で配布しています。郵送も7日まで受け付け。詳しくは、読売新聞ブランド企画部のサイト(http://pr‐yomiuri.com/)へ。

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