音楽ジャーナリスト&ライターの眼 ~今週の音楽記事から~

新聞社の音楽記事、音楽ライターによる書き下ろし記事を集めたウェブサイトです。(毎週、月・木更新)

毎日新聞(新聞社別一覧)

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    <音楽>オペラ《ノルマ》 デヴィーアの存在感=評・梅津時比古 (配信日:2017/7/24)

     ベッリーニのオペラ《ノルマ》の上演には二重に鍵が掛かっている。歌手に求める技量が至難であること、そしてストーリーの展開を現代の聴衆に納得させる難しさである。 藤原歌劇団などによる共同制作として上演された《ノルマ》は、タイトルロールを頂点にした総合力で、改めて作品の魅力...

    <新・コンサートを読む>鈴木雅明の指揮と吉村利美の陶芸作品=梅津時比古 (配信日:2017/7/24)

     ◇余剰を削った音と形 「確かなもの」を見つけるのは難しい。不確かなものがあふれている世の中だからだろうか。 「確かなもの」とは「まさにそのものだ」と本質を現すものではあろうが、「それ以外には他にない」ものではないだろう。 鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパンが、東...

    <Topics>日本音楽コンクール 1位に名器貸与 ITOH財団、バイオリン部門に (配信日:2017/7/24)

     日本のクラシック音楽界の未来を形作る第86回日本音楽コンクールの応募受け付けが始まった。このところ、以前にも増して日本音楽コンクールの入選・入賞者が国内外で大活躍し、また海外の大コンクールも制していることから、一段とこのコンクールへの注目度が高まっている。 第86回は...

    <POPSこぼれっ話>アグネスのプロポーズした国 (配信日:2017/7/18)

     香港を代表として中国、台湾、タイ、インドネシアなどから発信された“エイジアン・ポップス”は、1990年代から2000年に入ったころまで、日本の音楽界に一つの勢力を持つほど隆盛を誇った。今は面影もない。韓国のダンスポップがその名残をとどめるくらいである。時折入ってくるサ...

    <歌謡ルネサンス>35周年も格好良く/ミステリアス演歌を歌う=専門編集委員・川崎浩 (配信日:2017/7/18)

     ◇35周年も格好良く 演歌といえば、和服を着て別れた泣いただけを歌う旧弊保守の歌手を思い浮かべるかもしれない。ところが神野美伽のような行動派の歌手もいる。米ニューヨークのライブハウスで「無法松の一生」を歌い、オーロラを見にアラスカに旅し、古市コータローや大江千里とコラ...

    <大衆音楽月評>「名人」送る吉田美奈子=専門編集委員・川崎浩 (配信日:2017/7/10)

     2015年3月4日、ジャズ歌手・阿川泰子を中心としたチャリティーコンサート「未来へ」が東京・渋谷オーチャードホールで開かれた。優美な阿川のバックの演奏家は、フュージョン系の名人ばかりがそろった。ギターは、山下達郎や坂本龍一、大野雄二、日野皓正らトップアーティストを支え...

    <音楽玉手箱>ペギー葉山/下 戦後ジャズと日本歌謡つなぐ=専門編集委員・川崎浩 (配信日:2017/7/3)

     「イッツ・ビーン・ア・ロング・ロング・タイム」……「お久しぶりね」という邦題でも知られる米国のスタンダード曲がある。かわいらしいポップソングだが、終戦の1945年、帰還兵を待つアメリカ国民に浸透し、ビング・クロスビー盤など続々とチャートイン、大スタンダードとなった。 ...

    <Interview>NakamuraEmi 紡いだ言葉解き放つ 七夕ライブ 「自分の内側」ファンと共有 (配信日:2017/7/3)

     7月7日は「七夕」。織女・牽牛(けんぎゅう)の切ない愛の物語を重ねた節句である。天の川の東でひたすら美しい布を織る天帝の娘「織女」は、天帝の計らいで西の牽牛と結婚したが、仕事をしなくなる。怒った天帝は7月7日一日だけ会うのを許した……。 NakamuraEmi(以下ナ...

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