耳心地の良さの中に秘めたかすかな違和感が乗車を促す ~駅メロ作曲家・塩塚博氏 第1回 (配信日:2012/5/24) (取材・文:児玉澄子) 電車の接近や発車を知らせるメロディ、通称「駅メロ」。10秒あまりの短いメロディながら、日常的に駅を利用する人にとっては他のどの楽曲よりも頻繁に耳にしている、“スタンダードナンバー”と言えるだろう。 そんな「いつもそこにあるメロディ」、駅メロの第一...
ライヴらり4月号その2:ジャズ・ヴォーカルにとっての正統性ってそういうことだったんだ (配信日:2012/5/24) ロバータ・ガンバリーニを丸の内のCOTTON CLUBで観ました。彼女はイタリア出身のシンガー。すでにジャズ・ヴォーカルの世界でも「ジャズはアメリカで生まれた音楽」だから「アメリカで生まれ育った人が本流」という考え方は薄れていて、逆にアメリカ以外の音楽文化を前面に押し出...
真のコスモポリタン、ヘンデルの音楽は聴き手に解放感を与える ② (配信日:2012/5/24) ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルは、1703年にはハンブルクに赴き、ラインハルト・カイザー率いるハンブルク・オペラのヴァイオリニスト兼チェンバロ奏者となった。この間に理論家マッテゾンや大オルガニスト、ディートリヒ・ブクステフーデ(1637ころ~1707)らから影響を受...
<音のかなたへ>聞こえる色 (配信日:2012/5/21) <Aは黒、Eは白、Iは赤、U緑、O青よ、母音らよ>(堀口大学訳)とランボーは母音を色に結びつけた。Aを忌まわしい黒としたことに、美の破壊も見える。結びつきをほかの色に変えても、ランボーなら説得力をもって詩を展開できただろう。 Aは緑、Eを青としたのは、ロシアの作曲家、...
<記者が選ぶ今週はコレ!・クラシック>ウィーン・フォルクス・オーパー来日公演 (配信日:2012/5/21) 日々疲れていると、何が何でも楽しく、笑って幸せな気持ちになりたい、と思うときがある。そんなときはオペレッタが最適。それも定番であればあるほどいい。笑うところ、涙ぐむところ、全部初めから分かっていても、それが楽しい。 ウィーン・フォルクス・オーパーが、極めつきの十八番で...
<記者が選ぶ今週はコレ!・ポップス>若手ジャズたっぷりと (配信日:2012/5/21) 若手を中心に、生きのいいジャズをたっぷりと聴かせる「サマー・ジャズ・レヴォリューション」(日本ポピュラー音楽協会主催)が、20日、東京・渋谷のさくらホールで開かれる。 注目は、間もなく米バークリー音大に留学するギターの井上銘と、アルトサックスの中島あきは。 井上は14...
音楽への純粋な好奇心 「遅咲き」のマエストロ パーヴォ・ヤルヴィ (配信日:2012/5/21) ◆6月東京公演 指揮者のパーヴォ・ヤルヴィ(49)が、フランクフルト放送交響楽団を率いて来日する。ブルックナーの交響曲の新譜(RCA)も発売された。「あらゆる音楽はすべてどこかでつながっている」と語る、人気指揮者の音楽的好奇心に迫った。(松本良一) フランクフルト放...
「熱狂の日」2012を振り返る 定着の感 新鮮さに陰り (配信日:2012/5/21) ◆GWの風物詩/公演の宣伝 改善を 「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン<熱狂の日>音楽祭2012」(東京国際フォーラム主催、読売新聞社特別協力)は3〜5日の会期内に、延べ36万人の来場者が訪れた。一流の演奏を安価な代金で多くの人に楽しんでもらう音楽祭は8回目を迎え...
[評]SonarSound Tokyo 強烈映像と高速ビート一体化 (配信日:2012/5/21) 題して「ミュージック+アート+テクノロジーの祭典」。スペイン・バルセロナで行われているイベントの理念やスタイルを継承しており、電子機材を駆使したダンス音楽や実験音楽の精鋭が集まるほか、映画の上映などもあり、様々な楽しみ方ができる。 イベント全体の白眉と言えるのが英国の...
<うたばこ>「未知の大人の世界」へ/名曲ゆえ「ヒットの責任」 (配信日:2012/5/21) ◇「未知の大人の世界」へ−−岩佐美咲 今年の注目株を2人。まず、AKB48から3人目のソロデビューとなった岩佐美咲。2月に秋元康詞、久地万里子曲の「無人駅」(徳間)でデビューした。 もちろん、話題のポイントは超人気アイドルグループからの“スピンアウト”歌手ということに...