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素材・設計を改良し、基本性能が向上
■0.5畳から30畳まで、10年ぶりに“オーダーメイド”タイプの防音室を刷新

ヤマハ アビテックス フリーシリーズ『AFE』

− 防音性能、音場タイプがそれぞれ3タイプから選択可能 −

△△△△ ヤマハ アビテックスフリーシリーズ『AFE』「Special音場」施工例
※画像データは下記プレスサイトよりダウンロードできます。
http://press.yamaha.co.jp

2010年12月16日

 ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市中区中沢町10-1、社長:梅村 充)は、ヤマハ防音室「アビテックス」シリーズの新製品として、0.5畳から30畳までの広さと遮音性能・音場が選択可能なフリータイプの防音室、ヤマハ アビテックスフリーシリーズ『AFE』の受注を1月7日(金)から開始します。


<価格と発売日>

品 名 品番 価格 受注開始日
ヤマハ アビテックス
フリーシリーズ
AFE 個別見積(*) 1月7日(金)
 *例)Dr−35、「High Grade音場」、5.7畳 ドア1 サッシ1 
   本体価格210万円(税別:組立施工費、運送費、諸経費、その他附帯工事別途)
◎初年度販売予定数:380室

<製品の概要>

 当社では、主に楽器の演奏・練習を目的とした、外部からの音を遮断したり、屋内からの音の漏れを防ぐための防音室「アビテックス」を1986年から発売し、好評を得ています。  「アビテックス」は、手軽な組み立てが行える規格型タイプの『セフィーネII』や、周囲を気にせず趣味を楽しめるプライベートルーム『マイルームII』などの個人用防音室から、プロ音楽家の録音や、工場などに利用される業務用防音室まで、幅広い用途に利用されています。

 このたび受注を開始するフリーシリーズ『AFE』は、一般家庭の室内に設置する、フリータイプ(オーダーメイド)の防音室で、主にピアノユーザー(ピアノ講師、音大生、一般ユーザーなど)を対象にしたもので、1999年受注開始のシリーズをモデルチェンジしたものです。
 新しいフリーシリーズ『AFE』は、素材や設計を見直して遮音性能の向上など基本性能を充実させたり施工性を向上させたほか、新たな調音パネルを加えることで、目的に合わせて遮音性能・音場を選び、それぞれ3×3の9タイプから選択可能となっています。
 遮音性能は、Dr-30、Dr-35、Dr-40(注)の3つの防音レベルが選択できます。また音場はシンプルな防音性能を追及した「Basic(ベーシック)音場」、「F調音パネル」によって音響をコントロールする「High Grade(ハイグレード)音場」、さらに新開発の「S調音パネル」により部屋全体で音響をコントロールする「Special(スペシャル)音場」の3つの音場が選択可能です。


「AFE」のシステムマトリクス


 このほか『AFE』は、0.5畳から30畳まで自由な広さが選ぶことができ、部屋の出っ張りや高さなどに合わせた設計が可能です。また今シリーズからクロス(壁紙)が市販の既存品から自由に選べるようになったため、お客さまの好みの内装とすることができます。なお、施工期間は特殊なオプションなどを利用しない場合、4〜5日となっています。

 詳細は以下の通りです。

<主な特長>

1.素材・設計の見直しにより基本性能が向上
使用する内装パネルの素材と構造を見直したり、内装パネルと防音パネルの接続方法を改良するなど素材・設計を見直すことにより、施工性を向上したほか、防音性能をDr-30、Dr-35のタイプで向上(人が「耳障り」と感じやすい、500〜1000Hzの音域でそれぞれ5dB程度)させました。

現行モデルとフリーシリーズ『AFE』の遮音性能の比較(Dr-35)
2.防音レベル、音場レベルの各3タイプから選べる9タイプ
防音レベルはDr-30、Dr-35、Dr-40の3レベルから選べます。
また音場レベルは以下の3タイプから選ぶことができます。

・Basic音場
防音性を追及したタイプで、音のこもりや不自然な響きを整理した基本音場です。

・High Grade音場
「F調音パネル」を壁面に設置することで音響をコントロールし、一つ一つの音を正確に聞き分けられる、快適な音場です。

・Special音場
「F調音パネル」に、主に高音域の吸音性能を付加した「S調音パネル」を壁面に設置することで、部屋全体で音響をコントロールします。低域から高域までより自然に響き、楽器本来の音色が美しく響く、長時間の練習に適した本格的な音場です。

「High-Grade」音場で使用する「F調音パネル」

吸音性能と散乱性能をバランス良く併せ持つ「調音パネル」
※「調音パネル」は単独の販売も行っており、既存の部屋(楽器練習室や会議室)に設置可能です。詳しくは製品のニュースリリースや製品紹介ページなどをご参照ください。
・ヤマハ 調音パネル 『TCH』
http://www.yamaha.co.jp/news/2010/10060102.html
http://www.yamaha.co.jp/ad/classicnews/product/panel/
また技術の詳細については以下のニュースリリースをご参照ください。
http://www.yamaha.co.jp/news/2009/09071702.html

「Special」音場で使用する「S調音パネル」    「S吸音パネル」「S化粧パネル」
(ダーク、ライト、ホワイトのバリエーションから選べます。)
※仕上げ例
△△△
一定間隔で調音パネルを配置(標準配置)
  △△△
調音パネルの間に同色の化粧パネルを配置(オプション)
  △△△
壁一面に同色のS化粧パネルを配置(オプション)
3.フリータイプならではの自由な設計、迅速な施工
広さは0.5畳から30畳まで自由に選べます(各辺11m以内)。また天井の梁や柱の突出部に合わせた設計も可能です。高さは基本的に3種類ですが、1mm単位での設計も可能です。
また、既存の開口部に合せた高遮音ドアや防音サッシの設置も可能です。また最終的な仕上げのクロス(壁紙)は、市販のものからユーザーが好みに合わせて選択することができます。
なお、細部の仕様変更のない基本的な設計の場合、施工は4〜5日で終了します。

<開発の背景>

 当社では、楽器を演奏する方のニーズに対応するため、優れた音響特性と高い遮音性能を実現する防音室「アビテックス」を1986年から発売し、好評を得ています。
 今回発売するフリーシリーズ『AFE』は、マンションや一般家屋の内部にオーダーメイドで設置するフリータイプで、主にピアノのユーザーを対象としたものです。
 一方、世界的な金融不況の中、長く住宅市場は低迷を続けていましたが、今年から始まった「住宅エコポイント」制度により、新規住宅の建設やリフォーム市場が活性化しつつあります。
 こうした背景の中、フリーシリーズ『AFE』は、そうした新規建設された住宅に設置されることで、新たな需要への供給を行っていきたいと考えています(当製品フリーシリーズ『AFE』は「住宅エコポイント」発行の対象ではありません)。
 また、より高度な技術や選択可能な音場システム、カラーバリエーション、クロスの自由化などを新たに提供することで、変化しつつある市場のニーズに対応し、より競争力のある製品を提供することで、シェアの拡大につなげていきたいと考えています。

<注>

遮音性能「Dr-30」「Dr-35」「Dr-40」について
2000年に日本工業規格が改定した遮音性能を表す単位です。Drの数字が大きくなるほど防音力が高いことを示します。音圧が10dB(デシベル:音のレベルを表す単位)減ると耳に聞こえる音は半減します。例えば、ピアノの音は約90dBですが、遮音性能「Dr-30」タイプでは「人の話し声」程度、「Dr-35」タイプでは「小さな人の話し声」程度、「Dr-40」では「かすかな人の話し声」程度の音量となります。

<主な仕様>

 
単体遮音性能 * Dr-30
* Dr-35
* Dr-40
遮音構造 床: 乾式浮床
壁・天井: オリジナル遮音パネル
内装仕上げ 床    フローリング
 カラー:  * ダーク
* ライト
* ホワイト
クロス仕上げ
 カラー: クロスメーカーカタログより選択
天井 クロス仕上げ
 カラー: ホワイト系
廻縁 木製廻縁
 カラー: ホワイト
巾木 木製巾木
 カラー: ダーク
ライト
音場部材 * Basic: 無し
* High Grade: F調音パネル
 カラー: ホワイト
* Special:S調音パネル
S吸音パネル
S化粧パネル
 カラー: * ダーク
* ライト
* ホワイト
開口部 防音ドア * パネルタイプ
* ガラスタイプ
 カラー:  * ダーク
* ライト
防音サッシ Dr-30: 二重ガラス
Dr-35:    〃
Dr-40: 三重ガラス
 カラー:  * ブラウン
* ホワイト
* ブラック
スペース範囲 0.5〜30畳
モジュール(室内高) 高壁:2383
標準壁:2191
低壁:2104

* は選択可。
文中の商品名、社名等は当社や各社の商標または登録商標です。
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