<参考資料>

木材改質技術『A.R.E.』が、第3回「ものづくり日本大賞」優秀賞を受賞

− 木材の経年変化を促進し、楽器の音色を改善するヤマハ独自の技術 −
2009年7月16日

 ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市中区中沢町10-1、社長:梅村 充)は、『木材の経年変化を短時間で促進し楽器の音色を改善する方法(A.R.E.技術)』により、第3回「ものづくり日本大賞」の製品・技術開発部門において、優秀賞を受賞しました。


 「ものづくり日本大賞」とは、日本の産業・文化を支えてきた「ものづくり」を継承・発展させるため、ものづくりを支える人材の意欲を高め、その存在を広く社会に知らしめることを目的に創設された内閣総理大臣表彰です。
 経済産業省、文部科学省、厚生労働省及び国土交通省の4省庁連携により、平成17年に第1回を開催し、その後2年に一度開催されています。各省庁は、有識者で構成される第三者委員会の審査等を踏まえて受賞者を選定しています。

 当社は、120年を超える楽器作りの経験より、楽器全般の主要素材の一つである木材に関する基礎研究を重ねてきました。長期間を経た木材が使われた楽器の音色評価が高いことに着目し、木材の経年変化による物性的変化が音響特性に与える影響を解析、この結果から開発したのが、当社独自の木材改質技術『A.R.E.(アコースティック・レゾナンス・エンハンスメント)』です。温度、湿度、気圧を高精度に制御することにより、製材後長期間を経た木材と同様の経年変化を短時間で生みだすことによって音の伝達と振動効率を上げ、中低音成分の伸びの促進と高音成分の立ち上がりや減衰の高速化を実現しました。これにより、バランスが良く耳障りな倍音成分の少ない、熟成された温かみのある音色が得られます。なお、『A.R.E.』は有機溶剤や化学物質を必要としないため、環境面への負荷が低い技術です。
 『A.R.E.』は2008年6月に発売したアコースティックギター『L36ARE』『L26ARE』シリーズに採用しており、多くのアーティストの方々から高い評価を得てきました。この成果が今回の「ものづくり日本大賞」優秀賞受賞にいたりました。現在では2009年8月発売予定のモデルを含め、アコースティックギター、エレクトリックアコースティックギター、エレクトリックナイロンストリングスギターの3種類合計15品番に採用しています。

 当社では、今後とも原材料の有効利用に努め、基礎研究、製品開発、製造技術の向上を行い、ヤマハならではの楽器作り、ものづくりを進めてまいります。

関連サイト: ヤマハ アコースティックギター L-AREシリーズ
  http://www.yamaha.co.jp/product/guitar/acg/l-are/
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