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アコースティックピアノづくりのノウハウと最新の電子技術を融合した「新しいグランドピアノ」
■現代の楽器に求められるニーズに応えながら、
グランドピアノの演奏感を体験できる

ヤマハ ハイブリッドピアノ

アバングランド
AvantGrand
エヌスリー エヌツー

N3

N2

ヤマハ ハイブリッドピアノAvantGrand 『N3』  ヤマハ ハイブリッドピアノAvantGrand 『N3』
税込価格(本体価格):1,522,500円(1,450,000円)

ヤマハ ハイブリッドピアノAvantGrand 『N2』 ヤマハ ハイブリッドピアノAvantGrand 『N2』
税込価格(本体価格):1,102,500円(1,050,000円)

2009年4月15日

 ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市中区中沢町10-1、社長:梅村 充)は、グランドピアノの伝統的なメカニズムはそのままに、最新の電子技術を融合した新しい鍵盤楽器として、ヤマハ ハイブリッドピアノ「AvantGrand(アバングランド)」を開発。『N3』を5月15日(金)から、同じく『N2』を7月15日(水)から発売します。


<価格と発売日>

品名 品番 税込価格(本体価格) 発売日
ヤマハ
ハイブリッドピアノ
AvantGrand
N3 1,522,500円(1,450,000円) 5月15日(金)
N2 1,102,500円(1,050,000円) 7月15日(水)
◎初年度販売予定数:合計500台
※いずれも高低自在イスが付属します。

<開発の背景>

 当社では、ピアノ部門で開発・生産する「アコースティックピアノ」と、電子楽器部門で開発・生産している「電子ピアノ」と、大きく2つに分けてピアノ事業を展開してきました。一方、ピアノのユーザーは「アコースティックピアノ」と「電子ピアノ」を明確に区別するのではなく、ひとくくりに「ピアノ」と認識する傾向が強まっています。
 当社ではこうした状況の変化の中、これまでのように「アコースティックピアノ」と「電子ピアノ」を別の楽器として事業展開を行うだけでなく、相互に強みを活かし、相乗効果を生み出すことへの可能性について社内で検討を重ねてきました。その結果、今後もピアノ市場において確固とした地位を築くため、単に商品開発のみにとどまらず、マーケティングやプロモーションに至るまで、幅広い事業プロセスでピアノ事業を再構築する「トータルピアノ戦略」を策定しました。その戦略に基づいて開発された最初の製品となるのが、今回のハイブリッドピアノ「AvantGrand」です。
 当社では、この「AvantGrand」シリーズが、プロ/セミプロのピアニストやピアノ指導者から、成人趣味層、ピアノレッスン層まで、幅広いユーザー市場において、「新しいグランドピアノ」として受け入れられることを期待し、アコースティックピアノの機構と最新の電子技術を融合させた当社ならではの独自性を持ったピアノ商品として市場に向け訴求していきます。

<製品の概要>

 今回発売する「AvantGrand」は、アコースティックピアノと電子ピアノを融合させた鍵盤楽器、「ハイブリッドピアノ」として、ヤマハの持つ設計・製造技術の粋を集めて製品化したものです。
 現代のピアノユーザーがこれまで抱えていた設置スペースや周囲への音の問題を解決するとともに、音やタッチなどトータルでグランドピアノの演奏感を体験できる「新しいグランドピアノ」に仕上がっています。この製品の実現のため、グランドピアノの鍵盤アクションをはじめとする、数々の最新技術からなる「アバングランドテクノロジー」により、グランドピアノならではの演奏感が演奏者に伝わるような最適設計を施しました。当社では、本物のグランドピアノ体験ができ、弾く喜びが味わえる「AvantGrand」を、これからのピアノが進むべき新しい方向を提言できるピアノとして位置づけ、海外市場も含めた世界戦略商品として発売します。

 「AvantGrand」は、あらゆる面でグランドピアノの演奏感を実現することを目指しました。そのため、音の入口である鍵盤やペダルから音のサンプリング方式、音の出口であるスピーカーシステムのあり方までを、徹底的に検証しながらつくり上げています。また、通常の演奏に加え、音量を抑えての演奏やヘッドフォンを使用する消音演奏、さらに演奏の録音などの基本的な機能を搭載しています。
 アクションには、グランドピアノと同じアクションをそのまま搭載、リアルな弾き心地を実現しました。また、鍵盤の動きとハンマーの動きをとらえる非接触型のセンサーの採用により、タッチに影響を与えることなく打鍵の強弱やタイミングなどの微妙なニュアンスを感知します。『N3』には、新開発のアバングランド専用グランドピアノペダルを搭載し、グランドピアノならではの踏む、離すの微妙な感触の違いを忠実に再現しました。
 ピアノ音のサンプリングは、新たに左、右、センター、リア(奥側)の4カ所の最適な場所でサンプリングを行い、原音の持つ魅力をそのままに再現しました。さらにスピーカーは、ピアノの奥行きのある響きを再現し、演奏者の位置に最も心地の良い音が届く新開発のシステムを採用、微妙な音のニュアンスや自然な響板の響きも表現します。その他にも、音やその響き、さらにはピアノ演奏時に体感する振動に至るまで、さまざまな新技術を搭載することで、グランドピアノの演奏体験を可能にしています。
 今回「AvantGrand」は、『N3』、『N2』の2機種のラインアップとなっています。それぞれグランドピアノの鍵盤アクションを搭載しながらも、『N3』はグランドピアノらしさを凝縮した新しい個性的なフォルムにすることで、高いデザイン性とともに、グランドピアノが持つ音の奥行きや広がりを実現しています。また『N2』は極限まで奥行きを短くし、コンパクトなデザインでありながら、グランドピアノの雰囲気も両立させています。

アレクサンダー・コブリン氏を起用したヤマハ ハイブリッドピアノAvantGrand『N3』イメージビジュアル
アレクサンダー・コブリン氏を起用した
ヤマハ ハイブリッドピアノAvantGrand『N3』イメージビジュアル
 「AvantGrand」は、開発過程において複数の著名なピアニストや音楽家にモニターを依頼しており、ロシアのピアニスト、アレクサンダー・コブリン氏からは「こうした楽器が生まれるということは、その分だけピアノを弾くチャンスに恵まれる人が増えるということであり、ピアニストの可能性を大きく広げるチャンスを与えてくれる。」と、高い評価を得ています。
 また、フランスのピアニスト、作曲家のシプリアン・カツァリス氏は、「このピアノで深く、豊かな表現力が必要とされるショパンとシューマンの曲を演奏したのですが、私がこれらの曲を弾いてみようと思えたほどのパフォーマンスをこのピアノは秘めています。また私が驚いたのは、ペダルフィーリングの豊かさです。踏むとき、離すときの微妙な力加減にもきちんと応えてくれます。」とコメントしています。

 なお「AvantGrand」は“Avant”(フランス語で“〜より先に”)とグランドピアノの“Grand”を合わせた造語で、ヤマハの100年以上の時を経たピアノづくりの経験と、21世紀の最新技術が一つに融合して生まれた、新しいピアノのあり方を表しています。
 新たに開発された「アバングランドテクノロジー」の詳細は以下の通りです。

<主な特長>

■新たに開発されたアバングランドテクノロジー
1.専用に開発したグランドピアノアクション機構を採用
グランドピアノの鍵盤アクションを搭載し、リアルな弾き心地を実現したアバングランド専用グランドピアノアクションを採用しました。また、鍵盤の動きとハンマーの動きを捉える非接触型のセンサーを搭載、打鍵の強弱やタイミングなどの微妙なニュアンスを感知し、ピアニシモからフォルテシモまで情感豊かな演奏が可能で、素早いトリルなどでも演奏者の感覚をそのまま表現できます。なお、鍵盤はグランドピアノと同じ木製鍵盤で、白鍵部にはヤマハ独自の「ニューアイボリーII」を採用、暖かな色合いで吸湿性に優れ、天然象牙に極めて近いタッチ感です。

アバングランド専用グランドピアノアクション機構 ※写真は合成です アバングランド専用グランドピアノアクション機構 ※写真は合成です

2.繊細なペダルの操作感を実現するアバングランド専用グランドピアノペダル(『N3』に搭載)
グランドピアノのペダルは、踏み込み始めは軽く、途中まで踏み込む際に重みを感じ、さらに踏み込むとまた軽く感じます。また、踏みこむ際と離す際とでも微妙な感触の違いがあり、上級者になるほど非常にデリケートな操作を行っています。新開発のアバングランド専用グランドピアノペダルでは、このペダルの感触をできるだけ忠実に再現することを目指しており、ハーフペダルを多用する印象派の曲も、描いたイメージそのままの演奏ができます。
3.グランドピアノの豊かな音の響きをそのまま生かした「スペーシャル・アコースティック・サンプリング」
ピアノ音のサンプリングも新しいアプローチで取り組みました。「スペーシャル・アコースティック・サンプリング」は、グランドピアノを左、右、センターそしてリア(奥側)の4カ所の最適なポイントでサンプリングを行うことで、響板の響きを面でとらえ、原音の持つ魅力をそのまま再現しようとするものです。また、サンプリング音源にはヤマハピアノの最上位モデルであるフルコンサートグランドピアノ『CFIIIS』を使用しています。
4.弾く人のポジションに心地よく届く「スペーシャル・アコースティック・スピーカーシステム」
グランドピアノの豊かな音の響きを再生するスピーカーは、「スペーシャル・アコースティック・スピーカーシステム」を採用し、響板の自然な響きを再現することを目標としています。高・中・低域のスピーカーに専用アンプを搭載し、各帯域の音域の干渉を避けるとともに、微妙な音のニュアンスまでも表現。さらにその配置も、グランドピアノの音の奥行きを再現できるよう、ボディに合わせて最適な設計としています。
5.立ち上がりの早い音を精緻に再現する「サウンドボードレゾネーター」(『N3』に搭載)
譜面台を倒した位置に、フラットパネルタイプの新たな共鳴スピーカー「サウンドボードレゾネーター」を搭載、ハンマーが弦を打ったときの立ち上がりの早い音を精緻に再現し、特に高音域の音をリアルに表現し、アコースティック楽器らしい響きと拡がりを得ています。
6.ピアノを弾いたときの振動を体感できる「タクタイル・レスポンスシステム(TRS)」
グランドピアノの演奏時、特に低音域を弾く際にボディ全体に伝わる自然な振動(鍵盤に触れている手やペダルを踏んでいる足から感じる響き)を、忠実に再現する「タクタイル・レスポンスシステム(TRS)」を搭載しています。新開発のこのシステムはオン・オフのほか、振動のレベルも3段階の調節が可能、ヘッドフォン使用時にも使用可能です。これにより、グランドピアノを演奏している感覚をリアルに体感できます。


●AvantGrandスペシャルサイト
 http://www.yamaha.co.jp/product/piano-keyboard/avantgrand/

<主な仕様>

品番 N3 N2
鍵盤 鍵盤種 ピアノ木製鍵盤
(白鍵:ニューアイボリーII)
鍵盤機構 アバングランド専用グランドピアノアクション
ペダル ペダル数 3:ダンパー(ハーフペダル対応)、ソフト、ソステヌート
ペダル機構 アバングランド専用
グランドピアノペダル
タクタイル・レスポンスシステム(TRS)
音源・音色 音源方式 スペーシャル・アコースティック・サンプリング
最大同時発音数 256
音色数 5:ピアノ×2、エレクトリックピアノ×2、ハープシコード×1
音響 スペーシャル ・アコースティック ・スピーカーシステム アンプ:
22W×10+30W×4+80W×2
アンプ:
22W×10+80W×2
スピーカー:
(16cm+13cm+2.5cm)×4
スピーカー:
(13cm+2.5cm)×3
+(8cm+2.5cm)+16cm×2
サウンドボードレゾネーター
機能 リバーブ
メトロノーム
テンポ
トランスポーズ
チューニング
スケール 7
録音・再生 プリセットソング 5(音色デモ)/10(ピアノ曲)
録音 曲数 1:300KB 約30,000音
トラック数 1
接続端子 ヘッドフォン 2
MIDI IN/OUT
AUX IN [L/L+R][R]
AUX OUT [L/L+R][R]
USB [TO DEVICE]
電源 定格電源 AC100V、50/60Hz
消費電力 80W 72W
仕上げ 黒鏡面艶出し仕上げ
寸法
(幅×奥行×高さ)[mm]
1,481×1,195×1,014
(屋根を開けた場合:1,734)
1,471×531×1,009
(譜面立てを立てた場合:1,181)
質量 199kg 142kg
譜面立て ○:角度調整可(35°70°)
主な付属品 高低自在イス(収納スペース付)、キーカバー
文中の商品名、社名等は当社や各社の商標または登録商標です。
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