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メディアアーティスト・岩井俊雄氏との共同開発による、21世紀の音楽インターフェース
16×16個のLEDボタンを使って、音楽の知識がなくても視覚的・直感的に
作曲/演奏することができる、全く新しいコンセプトの電子楽器
  テノリオン

ヤマハ

TENORI-ON

−5月12日(月)から専用サイトhttp://www.yamaha.co.jp/tenori-on/で販売受付開始−

ヤマハ 『TENORI-ON』 ヤマハ 『TENORI-ON』 価格=121,000円(税込)

2008年4月25日

 ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市中区中沢町10-1、社長:梅村 充)は、これまでにない全く新しいコンセプトのインターフェースによる電子楽器の新製品、ヤマハ『TENORI-ON(テノリオン)』の発売を5月12日(月)から開始いたします。
 本製品の販売は、当社の製品公式ウェブサイト(http://www.yamaha.co.jp/tenori-on/)でのみ行います。展示場所(全国数箇所を予定)につきましても、同ウェブサイトで随時ご案内いたします。


<価格と発売日>

品名 品番 希望小売価格(税込) 発売開始日
ヤマハ TENORI-ON TNR-W 121,000円 5月12日(月)
※上記はネット販売向け専用の価格となります。
◎初年度販売予定台数:1,000台

<製品の概要>

 当社は、まだ真空管が主流であった1959年に音源部をオールトランジスタで設計した電子オルガン、「エレクトーン」を発売したのをはじめ、電子音源やシンセサイザー、MIDI楽器、サイレントピアノなど、その時代の先端を行くさまざまな電子楽器を開発し、国内のみならず全世界で活躍する製品を送り出してきました。
 このたび発売する『TENORI-ON』は、そうした当社の電子楽器技術と、メディアアーティストとしてこれまでさまざまな意欲的作品を発表、数多くの賞を受賞し、国際的にメディアアート界の第一線で活躍中の岩井俊雄氏のアイデアを組み合わせたコラボレーション製品として生み出されたもので、正方形のボード状の本体に配置したLEDボタンを使って、音楽の知識がなくても視覚的・直感的に作曲、演奏することができる、21世紀の音楽インターフェースです。

 『TENORI-ON』は縦横約20cmの正方形のマグネシウム合金のフレームの内側に、白色LEDを内蔵したボタンを縦横各16個配置し、そのボタンを押すことによって演奏を行います。フレーム部分には演奏を補助するファンクションボタン、内蔵スピーカー、液晶ディスプレイ、ジョグダイアルや各種端子(電源、MIDI、ヘッドフォン)、SDメモリーカードスロットなどが装備されています。さらに本体裏側には表面のLEDボタンに連動するLEDを同じく16×16個備え、演奏に伴う白色LEDの発光に連動して裏面側も光るため、ライブパフォーマンスなどで聴覚だけでなく視覚面にも訴えることができます。

 ハード面では、AWM音源の内蔵で253種もの音色を搭載しているうえ、SDメモリーカードを使ってサンプリングしたオリジナルの音を追加することもできます。またシーケンサー機能も内蔵しており、演奏データをSDメモリーカードに記録したり、他のMIDI楽器と連動した演奏も可能です。
 『TENORI-ON』のLEDボタンは、基本的に垂直方向が音階、水平方向が時間(音階の演奏順)を表し、押した音のボタンが光り、長押しするとその音階が自動演奏されます(Scoreモード)。また音色や発音の長さ、演奏スピード、テンポ、音量等の調節はフレーム部のファンクションボタンで変更できます。
 なお、『TENORI-ON』の演奏は、音楽的な知識が無くてもLEDボタンを押すことによって感覚的に行うことができますが、基本機能として6つの演奏モード(Scoreモード/Randomモード/Drawモード/Bounceモード/Pushモード/Soloモード)を備えており、それらを掛け合わせることでより奥深い演奏が楽しめます。

『TENORI-ON』のインターフェース 『TENORI-ON』のインターフェース

 『TENORI-ON』は、2002年に岩井俊雄氏と共同開発を開始し、その間、試作品をさまざまな見本市に出品してきたほか、世界各国で音楽の先端を切り拓くDJやミュージシャンにテストを依頼するなど、徐々に反響を集めてきました。2007年9月からはイギリス国内限定でテストマーケティングを開始しており、既にDJ、ミュージシャンや先進的なユーザーの手によって、ライブやオンラインなどでさまざまなパフォーマンスが披露され、その様子は「YouTube」などのサイトでも確認することができます。
 以上のような特長を持つ『TENORI-ON』は、電子楽器のテクノロジーと楽器本来のライブパフォーマンスを全く新しいコンセプトによって融合させた、ヤマハの最新型電子楽器です。
 詳細は以下の通りです。

<主な特長>

1.全く新しいインターフェースを持つ電子楽器
16×16個のLEDボタンを押すことにより演奏する、全く新しい、21世紀の音楽インターフェースを持つ電子楽器です。音階やテンポを意識することなく、感覚的に操作しても演奏が成立するパフォーマンス性を持っています。
2.表裏合計512個のLED(発光ダイオード)による高いパフォーマンス性
本体裏側に表面の演奏LEDボタンに連動するLEDを搭載、合計512個のLEDが光ることにより、演奏を行う反対側(客席側)からも演奏が確認でき、パフォーマーとリスナーが一体となるパフォーマンス性を発揮できます。
3.多彩な演奏を可能にする6つの演奏モード
シンセサイザーやシーケンサーのように段階的に音楽を制作していくモードに加え、LEDボタンの押し方でさまざまな演奏が感覚的に行えるモードなど6つの演奏モードを装備し、多彩な演奏が可能です。
4.拡張性に優れたインターフェース
演奏をヘッドホンで聴いたり外部に出力できる外部出力端子、他のMIDI機器やパソコン、もう1台の『TENORI-ON』に接続して連動した演奏を可能にするMIDI端子、演奏を録音したりオリジナル音色を追加できるSDメモリーカードスロットなどを搭載、多彩な演奏に対応します。
5.オリジナル音を追加できるサンプリング機能
パソコンで録音したり、インターネットからダウンロードした音色データ(WAVEまたはAIFFフォーマット)を、SDメモリーカードを介してユーザーボイスに読み込ませて発音させることが可能です。1ユーザーボイスにつき、16個のサンプリングサウンドを使用可能で、ユーザーボイスは最大3つまで設定が可能です。
6.プロユースに耐えられる質感のあるボディーデザイン
余分な装飾を廃したシンプルなシルバーの筐体はマグネシウム合金製で、手になじむ曲線は国内で職人が一台ずつ手作業で磨き上げて仕上げるなど、プロフェッショナルのライブパフォーマンスにも耐えられるよう、ボディー外観のデザインと質感にもこだわっています。

<開発の背景>

 『TENORI-ON』の基本的なコンセプトは、メディアアーティスト岩井俊雄氏によるもので、2002年から当社と岩井氏による共同開発が始まりました。開発当初から16×16個のLEDボタンによる演奏を行うという基本コンセプトは変わらず、当初の3年間はユーザーターゲット、演奏スタイルの絞り込み、コンセプトに見合った製品仕様の追求などを行いました。
 2004年には最初の試作品が完成し、世界のアートフェスティバル・音楽フェスティバルでの展示、内外のミュージシャンによるロードテストなどを行い、製品化へ細部の詰めを行って楽器としての完成度を高め、2007年に最終的な仕様が確定しました。正式発売以前の製品ながら、2005年にはグッドデザイン賞においてインタラクティブデザイン賞(経済産業大臣賞)を受賞し、また昨年には米国の「PC World」誌から2007年の「The 25 Most Innovative Products of the Year」に選出、英国・ロンドンのDesign Museumが主催する「Brit Insurance Design of the Year Awards」のProduct部門にノミネートされるなど、高い評価を得ています。
 そして2007年9月にテストマーケティングとしてイギリス国内限定、それも限られたレコード店と製品公式ウェブサイトでの限定販売を開始し、好調な売れ行きを示しました。以後、イギリス国内ではアマチュアの音楽ファンやプロのDJ、ミュージシャンからの支持を得て、さまざまな演奏やパフォーマンスが披露されています。こうした演奏・パフォーマンスは動画サイト「YouTube」などで見ることができ、『TENORI-ON』の独創性の高さが、イギリス以外の世界各国の音楽ファンにも知られる原動力の一つとなりました。なお今年の4〜5月にかけてイギリス以外のEU諸国、北米(アメリカ・カナダ)でも販売を開始する予定です。
 当社では、全く新しいコンセプトによる電子楽器『TENORI-ON』が、これまでの電子楽器ユーザーはもちろん、これまで楽器を持っていなかった音楽ファンや、直接音楽に関わっていなかったさまざまなパフォーマーなど、幅広い層に受け入れられることを期待しています。
●岩井俊雄氏からのメッセージ〜新しい時代の楽器を作りたい

 楽器を鳴らすように、また絵を描くように、光と音を同時に気持ちよくあやつりたい。これは僕が長年取り組んできたテーマです。ヤマハと開発した『TENORI-ON』では、そのテーマをさらに追求して、光と音の美しさや演奏の気持ちよさはもちろん、近未来の楽器として、また音と光のインテリアとしての形や質感にこだわったデザインをしています。本来楽器には、ヴァイオリンならヴァイオリンの美しい形と音と演奏方法があり、それらのどれが欠けてもなりたたないものです。ところが電子楽器は、その形と音と操作性の必然的な関連性がなくなってしまっています。もう一度楽器の本質を見つめなおし、『TENORI-ON』を新デジタル時代にふさわしい楽器にしたい、と考えています。
岩井俊雄
『TENORI-ON』のインターフェース −岩井 俊雄氏プロフィール―
筑波大学在学中から、実験アニメーション制作を始め、コンピューターを使った作品へ移行し、1985年 に「時間層II“Time Stratum II”」で第17回現代日本美術展の大賞を最年少で受賞、1997年には坂本龍一氏との共作「Music Plays x Images Play Music」でゴールデン・ニカ賞受賞。近年は「エレクトロ・ プランクトン(ニンテンドーDS)」などを通して“音と光で楽しむこと”を最新技術で表現している。

<主な仕様>

●シーケンサー部
音符分解機能 ♩=96クロック
音長(ゲートタイム) 10ms〜9990ms
オクターブ -5〜+5
テンポ(BPM) 40〜240
スケール 9種
トランスポーズ -7〜+8
演奏モード 6種類(Scoreモード、Randomモード、Drawモード、Bounceモード、Pushモード、Soloモード)
その他機能 時計、パワーセーブ、2台間での同期演奏、録音、TENORI-ON SONG再生
設定可能な発音ポイント最大数 Pushモード:64ポイント Randomモード:64ポイント Drawモード:64ポイント
●音源部
音源方式 AWM2音源
最大同時発音数 32音
プリセット音色数 253(ノーマル音色:239、ドラム音色:14キット)
エフェクト 2系統 リバーブ:10タイプ コーラス:5タイプ
サンプリング 3音色(0.97秒以内のRAWオーディオを1音色につき16音まで設定可能)
※付属のPCアプリケーション(TENORI-ON User Voice Manager)を使用
●カード部
セーブ Song/Block/Layer/Setting/Sampling
ロード Song/Block/Layer/Setting/Sampling
リネーム Song/Block/Layer/Setting/Sampling
デリート Song/Block/Layer/Setting/Sampling
フォーマット
●コントローラー&ディスプレイ
LEDボタン 256個
裏面LEDディスプレイ 256個(発光のみで、ボタン機能はありません)
ファンクションボタン 10個(L1〜L5、R1〜R5)
CLEARボタン、OKボタン、CANCELボタン 各1個
ジョグダイアル
ディスプレイ 122×32ドットグラフィック
液晶ディスプレイ(イエローグリーンバックライト)
20文字×4行、単色
●発音
ステレオスピーカー 出力容量1W
●接続端子
LINE OUT/PHONES端子(兼用) ステレオミニジャック×1
mini DIN端子 MIDI IN:TENORI-ON2台での同期演奏用
MIDI OUT:外部機器のコントロール用
カードスロット SDメモリーカードに対応*1
DC IN端子 PA-3C、PA-130またはヤマハ推奨の同等品
●その他仕様
電源 アルカリ単3乾電池×6本
(内蔵デモソング再生の場合、約5時間の連続再生が可能)
または電源アダプター(PA-3C、PA-130またはヤマハ推奨の同等品)
消費電力 9W
寸法(幅×奥行×高さ) 205×205×32mm
質量 約700g(乾電池含まず)
付属品 mini DINケーブル、CD-ROM*2×1枚、電源アダプター(PA-3C、PA-130またはヤマハ推奨の同等品)、クイックガイド、インストールガイド、安全上のご注意、保証書
*1:SDHCメモリーカードには対応していません。
*2:アクセサリーCD-ROMの動作環境はウェブサイトにてご確認ください。

<関連ウェブサイト>

●TENORI-ON公式サイト
 http://www.yamaha.co.jp/tenori-on/

●TENORI-ONデザインサイト
 http://www.yamaha.co.jp/design/tenori-on/

●TENORI-ON公式サイト(英語版)
 http://www.global.yamaha.com/tenori-on/

『TENORI-ON』の演奏スタイル(例) 『TENORI-ON』の演奏スタイル(例)

文中の商品名、社名等は当社の各社の商標または登録商標です。
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