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ホーム > 音・音楽を愉しむ > イベント > 自由演奏会 : 自由演奏会2007レポート


自由演奏会2007レポート

700人あまりが大編成演奏の醍醐味を堪能! 街路樹の木々も色づき、しだいに冬の足音が近づいてきた11月17日土曜日、今回で6回目をむかえる『自由演奏会』が開催されました。“想い出そう、奏でる喜び、そして感動”というキャッチフレーズに呼応するように、大編成演奏の醍醐味を味わいたいという音楽愛好家の皆さんが700人近く集まりました。大盛況のコンサートの模様をリポートします。


自由演奏会2007(横浜会場)レポート
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(10分6秒)
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(4分53秒)
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参加受付・会場入り 12:00
リハーサル 13:05
休憩タイム
本番 16:20
参加者インタビューその1
参加者インタビューその2
参加者インタビューその3
指揮者インタビュー

参加受付・会場入り 年齢や参加スタンスは様々!

 それぞれの楽しみ方をイメージして集まってきた参加者の皆さんは、往年の名プレイヤーから現役バリバリの吹奏楽部員、お父さんやお母さんに寄り添うちびっこ音楽家まで、年齢や音楽に対するスタンスは幅広く、親子や友達同士、常連さんの顔見知り同士などが玄関前で談笑しながら、初参加の皆さんはちょっぴり不安そうな表情を見せながら、受付開始を今か今かと待っています。

12:0012時の受付開始と同時に手続きのテーブルの前には行列ができ、受付を済ませた人から順に会場入り! いちはやく体育館内の演奏席に向かう人々がいる一方で、ロビーに設けられた管楽器やアクセサリーのコーナー、CDなどをゆっくりと眺める余裕たっぷりの人もいます。

「すっごいねぇ〜ここ」。広い会場に感嘆をあげる高校生の女の子たち。会場内には、演奏席の周囲のテーブルに、本日演奏する楽曲の楽器別の楽譜が用意されていて、それらを手に席に着きます。楽器ごとに席は分かれていますが、それぞれの楽器内は自由席になっています。
「トランペットはどこ?」「クラリネットは?」。それぞれが自分のパートの場所を探して、徐々に席について行きます。
  演奏席の配置は、指揮台から向かって左にはフルート。その後にトランペットが控えます。正面には、ピアニカとリコーダー。その後に、B♭クラリネット→ホルン→ユーフォニアム→トロンボーンと順に並び、右サイドには、オーボエ。E♭クラリネット、サックス陣、ファゴット、バスクラリネット、ベース、チューバと続きます。一番後に陣取るのはパーカッション。

演奏席

 さぁ、着席したら準備です。ケースから楽器を取り出し、待ちきれないように音を出す年配の男性。コンサートスタッフのように手際よくドラムセットやキーボードをセッティングする常連の男性。楽譜を確かめるお父さんと男の子2人の親子3人ペット隊。自分で持って来たパーカッションから管楽器までいろんな楽器を誇らしげに鳴らす女の子。それぞれが思い思いに準備を進めます。
  ロビーで当日受付が始まる12時半頃には、試奏をする人々の音がしだいに大きくなっていき、皆さんスタンバイOK!午後1時、リハーサルの開始です。司会進行の永井邦子さんがステージ上に登場しました。司会者の登場は今年が初めてです。
  実行委員の先生方の紹介や会場内の説明などが終わり、いよいよリハーサルの開始です。今年は指揮者が3人。汐澤安彦さん真島俊夫さん杉山淳さん3人3様のスタイルで演奏者の個性がどれだけ引き出されるのか楽しみです。

2007年も参加者に突撃インタビュー!

ドラムス チューバ ミスタードラム&チューバさん 東京都

ドラムス チューバ ミスタードラム&チューバさん 東京都

今年で3回目です。ドラムスとチューバは中学時代から社会人までやっていました。6〜7年のブランクがあったんですが、今はまたやっています。自由演奏会はドラムを思い切りたたいても文句言われないのがいいですね。

フルート&パーカッション アリサ&ヤマジさん 神奈川県

フルート&パーカッション アリサ&ヤマジさん 神奈川県

自由演奏会には初めて参加しました。昨年客席で見ていてやりたくなりました。 高校では吹奏楽部に入っています。『自由演奏会』はとっても自由な雰囲気で、教室での練習よりより楽しいです。またぜひ参加したいと思っています。

コントラバス&エレキベース 早奈さん 神奈川県

コントラバス&エレキベース 早奈さん 神奈川県

楽器歴は20 数年です。いろんな機会に『自由演奏会』に出ています。年間5〜6回ぐらいですね。普段は仕事をしながら、クラシック楽団に入ってコントラバスを弾いています。エレキベースはなかなか思い切り弾ける機会がないので楽しかったです。実行委員の皆さんお疲れさまです。

ホルン 綾香さん 春菜さん 美季さん(左から順に) 栃木県

ホルン 綾香さん 春菜さん 美季さん(左から順に) 栃木県

吹奏楽部に所属する高1と高2です。楽器歴は4年〜5年です。『自由演奏会』は先生も面白いし、とてもわかりやすかったです。今日は、NHK交響楽団の松崎さんと一緒にホルンが吹きたいと思ってやってきました。

ピアニカ フルート 秀子さん(左) ゆうかさん 東京都

ピアニカ フルート 秀子さん(左) ゆうかさん 東京都

今日は娘に勧められて参加しました。普段はピアノをやっているのですが、みんなと合奏したいと思ってピアニカにしました(秀子さん)。大人数で合わせられるのはとっても楽しいです。来年は、練習してもっとうまくなって参加したいです(ゆうかさん)。

リハーサル 不協和音がしだいに丸みと暖かみを帯びていく。

13:05「みなさんこんにちは! はじめての人、手あげて」壇上に現れた杉山淳さん。「これは・なんちゃって演奏会です」おなじみ、杉山さんのそんなかけ声でリハーサルはスタート。
楽譜なんて読めなくたって音楽は楽しめると日頃からアピールする杉山さんは、それを証明するように、ピアニカ担当の女性を壇上に上げると、ご自分が吹くチューバの指使いを彼女に適当にやってもらいます。その名も『クマンバチの飛行』(笑)。
「思い込んだらその曲になるんだから、わからなくてもやってみましょう!」 「チューニングなんてしないでとにかく音出しだよ!」「飛び出しちゃってください!」などなど、杉山さんのMCが場をなごませると同時に、参加者のエネルギーを引き出します。
  そして、700人が一斉の音出しを開始。壮観です。お次は、楽器ごとに音出しです。それぞれの楽器の音色が参加者の多彩なキャラクターを表しているかのようで、それが混じり合うと異なったキャラクターたちが会話しているようです。でも、この時点ではまだまだ不協和音。この状態がどんなふうにしてまとまっていくのかちょっぴり不安。でも、とても楽しみです。

 いよいよ曲を演奏です。もうすっかりおなじみのコンサートマーチ『ブロックM』でスタート。
『誰かティンパニやって!』杉山さんが声をかけます。
“楽器の王様”ティンパニにかけつけて、初見で演奏するのは、男女一人ずつ。パートごとの練習では、懐かしさあふれるピアニカ&リコーダーバージョン、40歳以上の人限定の円熟味あふれる(?!)演奏バージョンなどで会場はみんな笑顔に!
「自信を持って飛び出せ!」 「上に向かってはずせ!」
その間も杉山さんのアドバイスは続きます。
いろんな試みをしながら、700人の演奏がだんだんと一つになっていきます。 『THE BOOM』の宮沢和史さんの名作『風になりたい』ではサンバのリズムを指南。会場全体の温度が一段と上昇した感じです。

13:55次なる指揮者は、真島俊夫さん。自らが編曲した、人気フュージョングループ『T-SQUARE』の名曲、『宝島』と『オーメンズ・オブ・ラブ』を指揮しました。編曲者本人が振る指揮棒に合わせて演奏できるなんてちょっと幸せです。パーカッションの走り過ぎ、各パートの音の強弱など、編曲家ならではの細かい指摘に、演奏は研磨されていきます。

14:403人目のコンダクター汐澤安彦さんが登壇。ホルストの『第一組曲』とマーチ王・スーザの名曲『星条旗よ永遠なれ』を練習しました。いかにも指揮者らしい汐澤さんの指揮棒に、演奏者の視線は集中します。楽曲のハイライト部分での一斉のスタンディングによる演奏では、勇ましい音が響き渡り、アメリカンフットボールのハーフタイムショーを見ているようです!
  演奏会というより“音楽の宴会”といった熱気に包まれながら、初めて出会った名前も素性も知らない同士が音楽で一つになっているのがわかります。本番もこの調子でいきましょう!

休 憩 しばしのクールダウン。

15:30参加者の面々の上気した顔は満足感に溢れていますが、しばしのクールダウンです。最初は不安げに音を出していた初参加の皆さんもリハーサルで曲が進むにしたがって、思い切り音を出すことの楽しさに目覚めたようです。 チューニングをしたり、同じフレーズを重点的に練習したり、取材のカメラに向かってそれぞれの意気込みを語ってくれたりして、休憩時間を過ごします。ロビーではアクセサリー類を物色したり、防音室を体験してみたり、リペアコーナで楽器の調子をチェックしてもらっている人も。ロビーでばったり出会った常連参加者同士が、今日のリハーサルについて話していたりもします。思い思いの休憩時間を過ごして、さぁ、本番です!

2007年も参加者に突撃インタビュー!

チューバ S.Kさん 東京都

チューバ S.Kさん 東京都

『自由演奏会』は初めて参加しました。普段は学校の吹奏楽で演奏しています。『自由演奏会』の規模の大きさに驚きました。かなりの大人数で演奏をするので、学校とは違った面で楽しいですね。

クラリネット クッスィーさん(左)ミキティーさん(右) 東京都

クラリネット クッスィーさん(左)ミキティーさん(右) 東京都

今日は友達何人かで来ました。普段は一般の吹奏楽団で演奏しています。普段と違うところは「気をつけて演奏しないといけない」というところがなく、自分が楽しいように自由に吹けるところですね。

B♭クラリネット K.Iさん 群馬県

B♭クラリネット K.Iさん 群馬県

『自由演奏会』は今回で2回目です。今日は家族みんなで遊びにきました。市民バンドもやっていて、いつもと同じように演奏ができて楽しいです。子どもたちももう少し大きくなったら、一緒に演奏したいですね。

バスクラリネット タロウさん 東京都

普段は週末の吹奏楽団や、オーケストラの団体で演奏しています。『自由演奏会』には初めて参加しましたが、こんなに大勢で演奏することはないので楽しいですね。まわりにバスクラリネットがこんなにいるのは初めてです(笑)

サックス K.Oさん 東京都

サックス K.Oさん 東京都

『自由演奏会』は2回目です。昨年は娘に連れられて来ましたが、今年は仕事仲間を連れてきました。レッスンではアンサンブルの機会があまりないので、『自由演奏会』は楽しいですね。これがきっかけで、今では地元のビッグバンドや、仲間たちでJAZZをやったりしています。

ファゴット S.Nさん 栃木県

ファゴット S.Nさん 栃木県

『自由演奏会』は何度も来ていますよ。30年楽器やってますが、『自由演奏会』の魅力は、大人数でお互いに知らない人たちが、1つの音楽に向かって一体となって奏でることですね。それを通じて友達になったりして楽しいです。

【本番】なんちゃって演奏会大成功

16:20「このコンサートはお客様の拍手が演奏を作ります。主役である演奏者にいっぱい拍手を送ってください!」。再びステージ上の登場した杉山さんは、客席に向かってあいさつします。演奏者と向き合った観客の皆さんは、その人数にちょっぴり圧倒されていますが、いったいどんな演奏を繰り広げてくれるのかを楽しみにしているようです。コンサートがいよいよ幕開けです!
  楽器ごとの音出しで、演奏者たちを紹介し、1曲目はコンサートマーチ『ブロックM』。リハーサルの時にも増して、自信を持って音を出している演奏者の皆さんは、軽快な演奏を披露し、出だしは順調です。
 次に登壇したのは、汐澤さんです。まずはホルストの『第一組曲』。「シャコンヌ」「インテルメッツォ」「マーチ」の3つの楽章からなる名曲を、700人の演奏隊が力強く、そして時には繊細に演奏する姿は壮観です。
  誰でも一度は耳にしたことがあるマーチの名作『星条旗よ永遠なれ』では、客席からも大きな声援が飛び、スタンディングでの演奏時には、汐澤さんの指揮棒にも一段と力がこもり、熱い余韻を残しながら演奏終了です。

「今日はとてもうれしいです。皆さん、これからもずっと続けてください」 そんな言葉を残して汐澤さんは指揮台を降ります。
  汐澤さん退場前には、指揮者3氏による抽選会で、参加者にメトロノームとケータイストラップがプレゼントされました。

17:10今年初めての試みであるゲストミュージシャン、『カスタム・ブラス・クインテット』の登場です。NHK交響楽団首席ホルン奏者の松崎裕さんの提唱によって国内オーケストラのトップメンバーにより99年に結成された、いわばドリームチームのようなブラス・クインテットです。メンバーは、福田善亮さん(トランペット・札幌交響楽団首席奏者)、佛坂咲千生さん(トランペット・NHK交響楽団)、松崎裕さん(ホルン・NHK交響楽団首席奏者)、纉c晃さん(トロンボーン・読売日本交響楽団首席奏者)、渡辺功(チューバ・東京交響楽団)の5人です。
「ひざの上に楽器を持った人々がずらりといる前で演奏するのは不思議ですね」。飄々とした福田さんのMC を交えながら、『ずいずいずっころばし』、『ケンタッキーの我が家』や『おおスザンナ』『オールドブラックジョー』などの『フォスターメドレー』、ズーラシアンブラスの楽譜による『千の風になって』、 ドボルザークの交響曲『新世界より』とキグルミの『たらこ・たらこ・たらこ』をアレンジしたパロディ曲『新たらこ世界より』というコミカルな曲の全4曲を披露してくれました。

17:35そして、その後、嬉しいサプライズ! “ドリームチーム”の皆さんが演奏者に混じって演奏に参加したのです。あこがれの音楽家と一緒に演奏するなんて、めったにできる体験ではありません。「ぜひ、自分たちの席に」と、5人の奪い合いです(笑)。
 真島さんが指揮台に登ります。『オーメンズ・オブ・ラブ』、そして『宝島』の演奏が行なわれました。リハーサルで指摘した細かいところも、心なしかうまくできているようです。でも、そんなことは、もうあまり問題ではありません。それぞれが演奏することの楽しみに没頭しています。

17:505曲が終了。この会場に皆さんが集まって来たときよりも、表情がやさしくなって、なんだか音楽を通して、心が通い合っている感じもします。
  そして、本日のラストチューン『風になりたい』です。スタッフである神奈川大学吹奏楽部の皆さんが書いた大きな歌詞カードが、客席に見えるように向けられ、参加者の中の歌いたい人たちが、歌い、踊りながら盛り上げて行きます。リハーサルでも練習したサンバのステップを踏みながら、演奏もヒートアップ。パーカッション部隊は演奏席の周りを練り歩き、最後は“リオのカーニバルin横浜”な気分。日本で一番不思議で素敵な『風になりたい』のできあがりです!

 コンサート終了後、今日一日の余韻にしばし浸りながら、参加者は会場を後にして行きます。「見ているだけじゃもったいない! 来年は絶対、演奏席に座って思い切り音をだしてみたい」。そんな思いを持った人もきっと多い素敵なコンサートです。

来年は、ぜひ、演奏席に座ってみませんか!

「うまく楽器が演奏できない。楽譜が読めない」。そんな不安がある人でも、自由に参加して、演奏を楽しめるのが『自由演奏会』です。年齢、国籍、演奏レベルなど一切の参加資格もありません。吹けないところは吹かなくてもいいし、間違ったり、音がかすれたり、上わずったりしても全然大丈夫です。自分のペースで練習したり、リハーサルに遅れたって大丈夫。自分のスタイルで気軽に参加できます。『自由演奏会』きっかけに音楽の楽しさを知ったという人々も毎年いっぱいいます。ぜひ、来年は、あなたも、演奏席に座ってみませんか。

参加者の感想
来年こそは演奏席! そう思っているあなたへ、『自由演奏会2007』に参加した皆さんの感想・ご意見のほんの一部をご紹介します。

  • 「初めてだったけど楽しくできた。またやりたいです」(中学生)
  • 「本当になんでも自由な感じがしてよかった。久しぶりに楽しめました」(会社員)
  • 「久しぶりに大人数で吹けたのでとても楽しかったです。次回も参加したいと思います。ありがとうございました」(高校生)
  • 「自分のレベルを気にせずに参加できるのが嬉しいです。もっと沢山開いていただければ…」(主婦)
  • 「楽しかったです。編曲者の真島先生に振ってもらえて(Agogoもやってもらえて)感激でした」(大学生)
  • 「ところどころ吹けない部分がありましたがリラックスして楽しく演奏することが出来ました。また来年も参加したいです」(会社員)
  • 「自由演奏会がいつまでも続きますように」(自営業)

「自由演奏会2007」の指揮をされた、汐澤安彦さん真島俊夫さん杉山淳さん、そして『カスタム・ブラス・ワインテッド』の福田善亮さん それぞれにお話をうかがいました。

福田善亮氏(カスタム・ブラス・クインテット)

音楽はいくつになっても楽しめる趣味です福田善亮氏(カスタム・ブラス・クインテット)

とても楽しかったです。リハーサルの時、楽屋からカーテンをあけてのぞいていたんですが、ものすごく人数が多いので、もっとグシャグシャになるのかなと。最初は不協和音でしたけど、よくまとまっていきましたね。我々もたまに吹奏楽団に呼ばれて一緒に演奏する機会はあるのですが、今日、一緒にプレイしてみたら、その時とそんなに変わりませんでしたよ。
 我々の演奏の時、楽器を抱えた人々が前で聞いているというのは不思議な感じがしましたけど(笑)。
 こういう機会は大事だと思います。最近は、団塊の世代あたりの方々で、初めて楽器をやる人も増えていると聞きます。いくつになっても音楽を楽しむのはいいことだと思います。プロになるとかはあまり考えないで。趣味が一番幸せですから(笑)。またこういう機会があったら、ぜひ一緒に演奏してみたいと思います。

汐澤安彦さん

音楽を将来の友として仲良くしてください。汐澤安彦さん

普段は、プロの音楽家とおつきあいする以外に、音大生とつきあっています。学生の中には、音大を出ても、プレイヤーや職業音楽家にならない人もいます。でも音楽をやる機会は自分で見つけていけばいくらでもあります。最近、市民吹奏楽団やオーケストラなどがとても多いというのはその結果だと思っています。この『自由演奏会』のように、幅広い年齢の方々が音楽を楽しんでいるというのは非常にいいことです。年々参加者が増えているというのも、『自由演奏会』の呼びかけに賛同して、皆さん音楽を楽しむために、お集りになっているのではないでしょうか。音楽が好きな方は、音楽を将来の友としてずっと生活していかれるといいと思います。そんなきっかけになるのがこういうコンサートだと思います。

真島俊夫さん

音楽を生活の一部にして楽しんでください。真島俊夫さん

本当に楽しいコンサートですね。これだけ大勢の方々が僕の書いた楽譜を演奏してくれるんですから。最初、指揮台に立ったときは、こんな大人数でどうするのかとちょっと戸惑いましたが、思ったよりうまく行くものですね。まぁ、本来、音楽は楽しむものだと思いますので、そういう意味ではとてもいい機会なんだと思います。日本では、吹奏楽部などクラブ活動だけで終わってしまう人が多いですが、欧米あたりだと音楽が生活の一部になっている人が多いですよね。たとえば町の靴屋さんの店員が、ほんとはどこかのピアノ科を出ていてピアノを弾いているとか、下宿のおばさんがショパンをさらりと弾くとかね。人間として音楽を生活の一部にしていただけると、そこから得る喜びや楽しみは多いと思いますよ。

杉山淳さん

楽譜なんて読めなくても音を出せる人なら楽しめる演奏会です。 杉山淳さん

 『自由演奏会』はイベントとしては、すごく稀で、変わったものですね。通常のイベントは、枠を決めて、そこに観客も演奏者も組み込まれるわけですが、これは違います。参加者が演奏者であり、運営者でもあると思います。僕らやスタッフの力だけじゃなくて、その場にいるすべての人の力で作る演奏会です。だから自分で盛り上げようと思えば盛り上がることもできるし、演出しようと思えば演出できるんです。
初めて参加する人はとても新鮮だし、何度も参加している人も、今回はこうしたいとか、自分の『自由演奏会』の理想型を持って参加しています。だから、“音楽が好き”という共通点以外は、何の枠もありません。音楽をやりたかったけどずっとできなかった人、これからやりたい人、学校の時に音痴だといわれて音楽が嫌になっちゃった人、楽器ができないけど、手がたたける人、お腹がたたける人、足踏みできる人なら、ぜひ参加してください。楽譜なんて読めなくても、ここの部分でこの音を出せばいいんだと思った時に出す。それが『自由演奏会』の楽しみ方です。



自由演奏会2007(横浜会場)概要
開催日 2007年11月17日(土)     
受付/12:00〜     
公開リハーサル/13:00〜15:30     
コンサート/16:30〜18:00
自由演奏会2007横浜会場概要
会場 横浜文化体育館
(神奈川県横浜市中区不老町2-7)
アクセス JR京浜東北・根岸線
『関内』駅下車南口徒歩3分

横浜市営地下鉄線
『伊勢佐木長者町』駅下車徒歩3分
参加者数 約700名

年代別
10歳未満=1%、10代=29%、20代=27%、30代=27%、40代=16%、50代=7%、60代=1%
楽器別
フルート=18%、サックス=16%、トランペット=15%、クラリネット=14%、トロンボーン=11%、ユーフォニアム=6%、ホルン=5%、パーカッション=5%、バス=5%、オーボエ=1%、ファゴット=1%、その他=3%

*その他は、弦(バイオリンやコントラバスなど)、ピアニカ、リコーダーです。
演奏曲 マーチ『ブロックM』(作曲:ジェリー・ビリク)     
『第一組曲』(作曲:グスタフ・ホルスト)    
『星条旗よ永遠なれ』(作曲:ジョン・フィリップ・スーザ)    
『オーメンズ・オブ・ラブ』(作曲:和泉宏隆、編曲:真島俊夫)    
『宝島』(作曲:和泉宏隆、編曲:真島俊夫)
『風になりたい』((作曲:宮沢和史、編曲:山下定英)
演奏指導
汐澤 安彦
真島 俊夫
杉山 淳
主催 「自由演奏会2007(横浜会場)」実行委員会
共催 ヤマハ株式会社
後援 横浜市市民活力推進局、財団法人横浜市体育協会、東関東吹奏楽連盟、西関東吹奏楽連盟
協賛 株式会社音楽之友社/バンドジャーナル、ヤマハミュージックトレーディング株式会社
協力 株式会社フリーウェイ


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