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おんがく日めくり

11月 09日

スペインの作曲家、ロドリーゴの「アランフェス協奏曲」初演(1940)

スペイン内戦中に書かれたギターの名曲は、平和への願い?

 ホアキン・ロドリーゴ(1901〜1999)は、20世紀スペインを代表する作曲家です。3歳の時に失明しましたが、その不幸にもめげず音楽家への道をめざしました。まず国内の音楽学校でピアノと作曲を学んだロドリーゴは25歳でパリに留学し、当時フランス屈指の作曲家だったポール・デュカスに師事。さらに34歳からの3年間はドイツで暮らしました。彼の作品が、スペイン的カラーを色濃く持つ一方で、インターナショナルな現代性をも感じさせるのは、そんな国外での体験が影響しているのかもしれません。

 そのロドリーゴの作品中、もっとも有名なものの一つが、「アランフェス協奏曲」です。題名のアランフェスとはマドリード州南方の地名で、かつてはスペイン王族の避暑地として栄えた場所でした。ロドリーゴがこの曲の作曲に着手した時期、スペインは内戦のため大きく揺れていました。その頃ドイツに住んでいた彼は、遠い異国の空の下から、古き佳き時代の故郷を思い、この曲を書いたに違いありません。1940年のバルセロナでの初演は大成功を収め、ロドリーゴは一躍一流作曲家の仲間入りを果たしたのでした。

 オーケストラをバックにギターがソロを弾くこの曲は3楽章からなり、とりわけ哀愁に満ちた第2楽章の旋律は広く親しまれ、「恋のアランフェス」の題名でレイモン・ルフェーブルやポール・モーリアといったポップスの巨匠たちも取り上げています。またこの旋律を素材に、ジャズの分野でも、マイルス・デイヴィスが「スケッチ・オブ・スペイン」、チック・コリアが「スペイン」といった素晴らしい作品を書いています。


アランフェス協奏曲 作曲:Joaquin Rodrigo 1999 YAMAHA MUSIC MEDIA

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