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おんがく日めくり

10月 14日

イギリスのロック・シンガー、クリフ・リチャード誕生(1940〜)

ウィンブルドンでコンサート?!

 ビートルズ登場以前、バックバンドのシャドウズを率いてイギリス中の女の子に悲鳴を上げさせていたのが、ここで紹介するクリフ・リチャード。彼が音楽活動を始めた50年代後半、イギリスにはスキッフルと呼ばれる音楽が若者の間で流行していました。スキッフルとは、アメリカのカントリーフォークブルース に影響を受けたイギリス風R&B で、いわばブリティッシュ・ロック の前身です。かのビートルズも、当時はクォーリーメンと名乗ってスキッフルを演奏していました。

 そんなブームの最中の58年、17歳のとき彼はクリフ・リチャード&ドリフターズ(後にシャドウズと改名)としてデビューします。デビュー曲「ムーヴ・イット」でいきなり全英2位を獲得し、続く59年の「リヴィング・ドール」で全英1位に輝き、一躍イギリス最大のポップ ・スターとなります。「ダイナマイト」「ヤング・ワン」「バチェラー・ボーイ」「サマー・ホリデー」と大ヒット曲を連発し、主演映画も次々と作られました。いわゆるハンサムではなかったものの親しみやすい顔と、ちょっと鼻にかかった甘い歌声で、60年代前半にはイギリスのみならず日本でも若い女性のアイドル的存在となりました。

 ビートルズの登場でロック ・バンド全盛の時代が来て、その人気は落ち着きを見せたものの、決して翳ることはありませんでした。68年には「コングラチュレイションズ」がビートルズの「レディ・マドンナ」を追い落として全英1位になっていますし、その11年後の79年にも「恋はこれっきり」で全英1位を獲得しています。その後も時代に合わせた意欲作を発表し続け、今も現役でバリバリ活躍している、まさにイギリスの国民的ポップ歌手なのです。その国民的人気を裏付けるエピソードを紹介しましょう。96年7月、テニスのウィンブルドン女子準決勝で、雨のため試合が中断されたときのことです。試合再開を待ち続ける熱心なテニスファンのために、何かしてあげたいと思った大会委員会は、たまたま観客としてスタンドにいたクリフに「歌ってもらえないか」と頼みました。彼は快く引き受け、スタンドに立ち、マイクも持たずに歌い始めたのです。途中からマイクも用意され、さらにナブラチロワ選手も合唱に参加。集まった観客たちも歌っています。そして試合が再開されるまでの約20分間、臨時コンサートは続きました。伝統ある大会のスタンドをコンサート会場に変えてしまったのは、後にも先にもクリフ・リチャードただ1人でしょう。



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