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おんがく日めくり

10月 06日

ロック・バンド、REOスピードワゴンのボーカル、ケビン・クローニン誕生(1951〜)

年間300本ものツアーをこなし花開いた、苦労人(?)のバンド

 1980年代前半、「キープ・オン・ラヴィン・ユー」と「涙のフィーリング」という2つの全米ナンバーワン・ヒットで人気を博したアメリカのバンド、REOスピードワゴン。ハードなギターときらびやかなシンセによる、ノリの良いロックと情感あふれるバラードは当時の流行ではありましたが、彼らは決してポッと出のバンドではなく、67年にアメリカ中西部の片田舎で結成され、71年にデビューして売れるまでに10年もかかった、たいへん遅咲きのバンドでした。年間300本にも及ぶツアーで、アメリカのあらゆる州の、ほんの小さな街のクラブや高校を回り、70年代後半には「アメリカで最も売れていないが、長続きしているバンド」という、あまりありがたくない称号を与えられたほど。そのバンドの顔であり、リード・シンガーの名前がケヴィン・クローニン(苦労人?)とは、良いオチが付いてます。

 このクローニンがバンドに加入したいきさつも、なかなか面白いものがあります。彼はオリジナル・メンバーではなく、72年からREOスピードワゴンに加入しているのですが、バンドのデビュー・アルバムが出たころの彼は、シカゴで、バンドがミュージシャンを探す手助けや、コンタクトを取ったりする仕事を請け負っていました。そんなときにギターのリッチラスから、「ボーカリストを探している」という依頼の電話が舞い込みました。ところがリッチラスは、どうした事情からか、自分たちのバンドの名前を伏せて、クローニンに教えようとはしませんでした。それでは探しようがありません。困ったクローニンは一計を案じ、「オレのアパートに来れば、お探しのボーカリストに合わせてやる」と、リッチラスを誘い出しました。もちろん、アパートにはだれもいません。そしてリッチラスが姿を現した途端、クローニンはいきなり声を張り上げて、エルトン・ジョンの曲を歌い始めたのです。普通なら「ダマしやがってこの野郎!」となるところですが、その歌声を気に入ったリッチラスは、逆にクローニンにボーカリストになってくれるよう頼んだのでした。歌の上手さもさることながら、クローニンはソングライターとしても才能を発揮し、後にREOスピードワゴンを成功へと導くことになるのですから、世の中何が起こるか分からないものですね。


キープ・オン・ラヴィング・ユー 作曲:Kevin Cronin 2002 YAMAHA CORPORATION

  • おんがく日めくりの更新は2002年10月をもって終了しました。
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