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おんがく日めくり

02月 15日

ロシアの作曲家、ミハイル・グリンカ没(1804〜1857)

ロシア近代音楽の父

 ロシア近代音楽は五人組=バラキレフ、キュイ、リムスキー=コルサコフボロディンムソルグスキーに始まる、と思っている人は少なくないでしょう。しかし彼らには大先輩がいました。それがミハイル・グリンカです。

 19世紀前半のロシアでは、貴族はドイツ音楽やイタリア・オペラに夢中になり、一般民衆のための芸術音楽は無に等しい存在でした。自由な考え方を持つ貴族出身のグリンカは、そんな状況を何とか改善したいと思い、ロシア独自の国民的な音楽文化を築き上げようと決意します。

 しかし状況は厳しく、彼の代表的な二つの歌劇『イワン・スサーニン』と『ルスランとリュドミラ』はどちらも失敗に終わりました。両作とも現在では傑作とされ、特に後者の序曲などはよく演奏会の曲目に上がっていますが、当時のロシア貴族にしてみれば、ロシア民族音楽を取り入れたオペラなど、野暮ったいものでしかなかったのです。

 落胆したグリンカは心の傷を癒すため、ヨーロッパへ旅行します。そこでベルリオーズに励まされ、スペインでは強烈な民族音楽を堪能します。その結果2つのスペイン序曲、「ホタ・アラゴネーサ」と「マドリードの夏の夜の思い出」が生み出されます。ここで見せたオーケストレーションの見事さは「カマリンスカヤ」でも発揮され、後にリムスキー=コルサコフに受け継がれることになりました。

 死の2年前、グリンカのもとを一人の若いピアニストが訪れます。彼は仲間を集めてロシア独自の国民音楽を作り上げたいと熱っぽく語ります。彼こそ五人組のリーダーとなるバラキレフでした。グリンカの理想は心強い後継者を得て、19世紀後半に大きく花開くのです。


歌劇 「ルスランとリュドミラ」序曲 作曲:Glinka 2001 YAMAHA CORPORATION

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