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おんがく日めくり

03月 14日

ヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュースの「ジェイコブズ・ラダー」が全米1位に(1987)

アメリカン・ポップ・ロックの王道をいくエネルギッシュなサウンド

 1980年代のアメリカン・ロックを象徴するバンドとして高い人気を誇るのが、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース。シンプルだけれどもパワフルなエイト・ビート、パワーコードで押しまくるリズム・ギター、エネルギッシュなシンセとホーン・セクション、そして何より、圧倒的な声量を誇るルイスのボーカルは、今でも全く衰えるところはありません。

 ボーカリストのヒューイ・ルイスを中心に、80年にデビューしたヒューイ・ルイス&ザ・ニュースは、地道なライブ活動によって人気を集め、82年に「ビリーヴ・イン・ラヴ」が全米7位の大ヒット。続いて83年のアルバム『スポーツ』は全米チャート1位を獲得し、一挙にトップ・バンドの仲間入りを果たします。さらに85年には、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主題歌「パワー・オブ・ラヴ」が初の全米ナンバーワン・シングルとなり、86年の「スタック・ウィズ・ユー」も連続ナンバーワン。そしてこの「ジェイコブズ・ラダー」で、3枚連続ナンバーワンの偉業を達成し、アルバム『FORE!』も全米1位になる活躍で、87年1月のアメリカン・ミュージック・アワードにおいて、最優秀ポップ・ロック・グループに選ばれています。90年代以降は、オルタナティブ・ロック(※1)などの隆盛で、彼らのようなゴージャスでエンタテイメント性の高いアメリカン・ロックには不遇な時代となりましたが、94年にはR&Bなどルーツ・ミュージック(※2)のカバー・アルバムを出したり、何より本領のライブを中心に、現在も活動を続けています。

 ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの魅力が、バンドの顔であるルイスの、豪快かつ気さくな、アメリカの田舎のオヤジそのままを思わせる人間くささにあるのは周知の通り。まだ音楽では生計が立てられなかったころ、ルイスは、ロンドンで百科事典のセールスマンをやっていました。それも、お金の余裕もなければ読み書きも満足にできないような人たちを相手に、お宅の息子さんは読み書きがちゃんとできるように育てなければと言って売りつける、ルイスの言葉を借りれば「まるで詐欺みたいな」仕事だったとか。結局、1週間のうちに2セット売ったものの、良心の呵責に耐えかねた彼は、2件の家に電話して「キャンセルしなさい。1週間はキャンセル可能です」と言い、自らもその仕事を辞めたとか。人の良さのにじみ出る、いかにも彼らしいエピソードです。

※1Alternative Rock:“オルタナティブ”の語義は「もうひとつの」。メインストリームに対する、ロックの「もうひとつの選択肢」。80年代後半、アメリカには根付かなかったパンク・ムーブメントの後を受け、アンダーグラウンドからゆっくりと広がり始めたオルタナティブ・ロックと呼ばれるサウンドは、カレッジラジオなどのマイナーなメディアを通して大学生を中心に聴かれるようになり、R.E.M.、ニルヴァーナ、パールジャムなどのバンドを生み出した。
※2Roots Music:アメリカのポップス、ロックの源流となった19世紀〜20世紀初頭の黒人音楽(主にブルース、ラグタイム、初期ジャズなど)




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