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おんがく日めくり

12月 18日

ローリング・ストーンズのギタリスト、キース・リチャーズ誕生(1943〜)

ストーンズの音を特徴づける、キース独特のタイム感

 ミック・ジャガーと並ぶローリング・ストーンズの顔が、キース・リチャーズ。いや日本では、熱狂的なストーンズ・ファンの中には、キースこそストーンズであると主張してはばからない人が多いほどです。世の流れを嗅ぎ分けることに敏感で、多分にロックをビジネスとして捉えているような風もあるミックに対し、不良ロックン・ローラーを地で行くキース。彼の魅力は、そのままストーンズの魅力というわけですが、実はこの傾向は日本独特のもの?…というのはストーンズのライブの際、日本ではキースがリード・ボーカルを取る「ハッピー」などの曲でミック以上の声援が飛んで盛り上がりますが、欧米ツアーでは皆トイレ・タイムとばかり、客席はガラガラになってしまうそうです。89年の初来日の時、キースは日本のファンの温かさに大いに感激したとか。

 さて63年のデビュー当時は、ブルースR&Bを独自の解釈で演奏していたストーンズですが、転機となったのが65年に初の全米ナンバーワンとなった「サティスファクション」です。あの印象的なリフはキースのアイディアですが、アルコールでもうろうとしているときに突然ひらめいたものだそうで、メモ代わりのテープにはリフが数回録音された後、ずっと彼のイビキが入っていたそう。以来、キースの譜面にはとても表せない独特のタイム感を持ったギター・カッティングを武器に、「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」や「ホンキー・トンク・ウイメン」、「ブラウン・シュガー」といったヒットを連発し、ストーンズはトップ・バンドとして現在に至るまで活躍しているのです。

 最後に、既成の価値観に反抗するだけかロックン・ロールではない、ということもキースは身を持って示しています。87年には、ロックン・ロールの王様、チャック・ベリーのドキュメント映画『ヘイル・ヘイル・ロックン・ロール』の音楽プロデューサーを務め、映画の中でも自らベリーとともにステージに立ち、偉大な先輩に敬意を表したのです。ところで御大チャック・ベリーは、映画の中で(故ジョン・レノンの息子)ジュリアン・レノンに向かって「親父に会ったらよろしくな、ガハハ!」と言い放つような冗談のキツい性格で、日頃のツアーでも特定のバック・バンドを持たずにミュージシャンはもっぱら現地調達するという、唯我独尊を絵に描いたようなヒト。そのベリーをなだめたりすかしたりしながらステージを作り上げていくキースの姿は、ストーンズでのキースとはまた違う感銘を多くのロック・ファンに与えました。根っからのバンド好きとしてのキース、そしてバンドをまとめる要(かなめ)としてのキースの偉大さに、改めて気づかされたのです。


ブラウン・シュガー 作曲:Mick Jagger,Keith Richard 2000 YAMAHA CORPORATION

  • おんがく日めくりの更新は2002年10月をもって終了しました。
    コンテンツは、アーカイブとして継続公開します。

その他の出来事

  • イタリアの偉大なるバイオリン製作者、ストラディヴァリ没(1644〜1737)
  • ドビュッシーのピアノ曲集「子どもの領分」パリで初演(1908)
  • 「水のいのち」「心の四季」などの合唱曲で知られる作曲家、高田三郎誕生(1913〜)
  • 「シクラメンのかほり」の歌手、布施明誕生(1947〜)
  • ロッド・スチュアート脱退で、フェイセス解散(1975)
  • 世界58カ国、110楽団の奏者が結集したワールド・フィルハーモニック・オーケストラ(WPO)がサントリー・ホールで演奏会。収益金はユニセフへ(1987)

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