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おんがく日めくり

09月 13日

ロック・バンド「シカゴ」のボーカル、ピーター・セテラ誕生(1944〜)

今ではソロで活躍する“ボイス・オブ・シカゴ”

 1999年にデビュー30周年を迎えた、アメリカン・ロックの重鎮グループ、シカゴ。そのシカゴの顔とも言えるのが、結成時からのメンバーでベースとボーカルを担当したピーター・セテラです。今では「素直になれなくて」に代表されるAORバンドというイメージの強いシカゴですが、デビュー当時は3人のホーン・セクション(トランペット、トロンボーン、サックス)を前面に押し出したパワフルなサウンドを聴かせる“ブラス・ロック”バンドでした。そして「いったい現実を把握している者はいるのだろうか?」「1968年8月29日シカゴ、民主党大会」といった、硬派で観念的な曲を発表していく一方で、セテラのつややかな高音ボーカルが印象的な70年の「長い夜」の大ヒットが、シカゴの人気を決定付けるものとなりました。この頃、日本でもシカゴの人気は絶好調で、1972年の大阪公演で収録された『ライブ・イン・ジャパン』は、演奏、録音とも初期の彼らの最良のアルバムのひとつといえるでしょう。

 3ホーンにギター、ベース、キーボード、ドラムという7人のうち、セテラを含めてボーカルを取れる人間が4人もいたシカゴですが、セテラの歌唱力はズバ抜けたものがあり、また彼はソングライターとしての才能にも恵まれていました。そのため、次第にシカゴはパワフルなブラス・ロックから、セテラの甘いボーカルをフィーチャーしたAORバンドへと変貌していきます。そして76年8月の美しいバラード「愛ある別れ」でついに全米ナンバーワンを獲得。その後不振が続きますが、82年の「素直になれなくて」で見事に復活し、「忘れ得ぬ君に」「君こそすべて」などがヒットし、黄金時代を築いたのです。さらにセテラ自身のルックスも、この頃からスリムで短髪のサワヤカ系に大変身。以前の長髪&やや太めの感じから、見た目もAOR路線になってきました。

 そんな絶頂期の85年に、セテラは突然グループから脱退してソロに転身。映画『ベスト・キッド2』の主題歌となった「グローリー・オブ・ラブ」で全米ナンバーワンを獲得し、“ボイス・オブ・シカゴ”の歌唱力をソロでも見事に証明してみせたのです。脱退の理由は定かには伝えられてはいませんが、シカゴとセテラの両者とも、現在もコンスタントに作品を発表し、一線で活躍しています。デビュー30周年を迎えた99年には、セテラが復帰してのツアーが噂されました。これは残念ながら実現しませんでしたが、それを心待ちにしている往年のファンは多いのではないでしょうか。


素直になれなくて 作曲:Peter Cetera,David Foster 2000 YAMAHA CORPORATION

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