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おんがく日めくり

06月 20日

シンガー、ライオネル・リッチー誕生(1949〜)

栄光の80年代と沈黙の90年代。さて、2000年代は?

 ライオネル・リッチーという名前を聞いても、若い読者の方はピンと来ないかもしれません。70年代にR&Bソウルの人気バンド、コモドアーズのボーカルとしてデビューし大成功を収め、81年にソロに転向。ダイアナ・ロスとデュエットした映画『エンドレス・ラブ』の主題歌が全米チャート9週連続ナンバーワンと大ヒット。「オールナイト・ロング」「ハロー(出逢いの扉)」「セイ・ユー,セイ・ミー」といったシングルもすべて全米ナンバーワンを記録するなど、80年代中ごろは、黒人男性シンガーとしてあのマイケル・ジャクソンと人気を二分するスーパー・スターでした。85年に話題となった“USA フォー・アフリカ”でも、テーマ・ソングの「ウィー・アー・ザ・ワールド」をマイケルと二人で作詞・作曲していますし、日本での人気も当時は相当なもの。とんねるずの石橋貴明が“ライオネル・リチ男”を持ちネタにしていたほどです。

 しかし人気絶頂だった86年のアルバム『セイ・ユー,セイ・ミー』を最後に、彼は突然沈黙してしまいます。ラップヒップホップの出現で、彼のように奇をてらわない、正統派のバラード・シンガーには難しい時代が訪れたのです。マイケルが奇をてらい続けることで、さながら人間アミューズメント・パークのような巨大なアーティストになっていったことに比べ、その姿は対照的でした。92年には新曲2曲を含むベスト・アルバム『バック・トゥ・フロント』を発表しましたが、新作アルバム『ラウダー・ザン・ワーズ』はなんと10年後の96年まで待たなければならなかったのです。この10年は、あまりに大きすぎた成功から離れて、自分を見つめ直すのに必要な期間だったということなのでしょう。現在は歌手のベビー・フェイスなど、ブラック・コンテンポラリーの王道を受け継ぐミュージシャンが人気を得ていますし、傑出したソング・ライティング能力と甘い歌声で、ライオネルが再びスターに返り咲く下地は十分にあると思うのですが。


セイ・ユー,セイ・ミー 作曲:Lionel Richie 2000 YAMAHA CORPORATION

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