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おんがく日めくり

05月 29日

TOTOのボーカル、ボビー・キンボール(1947〜)とベーシスト、マイク・ポーカロ(1955〜2015)誕生

腕利き揃いのスーパー・グループがたどった栄華盛衰

 80年代を代表するロックのスーパー・グループ“TOTO”の胎動は、AORブームの火付け役となった76年のボズ・スキャッグスの名盤『シルク・ディグリーズ』のレコーディングから始まりました。そこに参加した西海岸の腕利きスタジオ・ミュージシャン……キーボードのデヴィッド・ペイチ、ベースのデヴィッド・ハンゲイト、ドラムのジェフ・ポーカロが意気投合し、自分たちのバンドを作ることを決意。そこに同じくセッション・ミュージシャンとして活躍していたギターのスティーヴ・ルカサーに、ジェフの弟でキーボードのスティーヴ・ポーカロ、ボーカルのボビー・キンボールが参加してTOTOを結成。78年にアルバム『宇宙の騎士』でデビューしたのです。

 卓越した技量と完璧なアンサンブルは衝撃的でしたが、当初の評価はそれに見合うものではありませんでした。イエスキング・クリムゾンといったイギリスのプログレッシブ・バンドに比べ、その屈託のない明るいサウンドは、頭でっかちの批評家から「技量ばかりで知性に乏しい」とこき下ろされることもありました。そんな中で放たれた逆転ホームランともいえるアルバムが、82年の『TOTO IV〜聖なる剣』です。音を楽しむという原点に立ち帰り、テクニックではなく歌とメロディをカラフルなアレンジで気持ち良く聴かせたこのアルバムからは「ロザーナ」「アフリカ」といった大ヒット曲が生まれ、最優秀アルバム賞などグラミーの6部門を独占したのです。

 しかし、その代償もまた大きなものでした。“売れ線ねらい”に嫌気がさしたハンゲイトが脱退し、バンドの中で一人ロック的なマッチョさを醸し出していたキンボールも、ソロで自分の道を追求するために脱退。後任としてベースにポーカロ兄弟のマイク、ボーカルにファーギー・フレデリクセンを迎えたものの、次作の『アイソレーション』は最高42位という不本意な結果に。その後、ボーカルが定着せず、長い低迷の時期を過ごしたTOTOですが、99年に初代ボーカルのキンボールが復帰し、『マインドフィールズ』『ライブフィールズ』というニュー・アルバムもリリース。再び往時の勢いを感じさせる素晴らしいサウンドでファンを喜ばせています。


アフリカ 作曲:David Paich,Jeffrey Porcaro 2000 YAMAHA CORPORATION

  • おんがく日めくりの更新は2002年10月をもって終了しました。
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