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おんがく日めくり

05月 28日

バリトン歌手、ディートリッヒ・フィッシャー=ディスカウ誕生(1925〜2012)

超人的な活躍で歌曲の世界を広げる

 歌曲オペラの両方で活躍したドイツの名バリトン歌手、ディートリッヒ・フィッシャー=ディスカウ。1993年に第一線の歌手活動からは引退し、現在は指揮や教育の分野で活動を続けています。63年の初来日以来、数々の舞台やレコードで日本のファンにもすっかりおなじみで、最近では97年1月にNHK教育テレビ『趣味百科』シリーズの「シューベルトを歌う」に講師として出演。味わい深い模範歌唱を聴かせてくれました。

 フィッシャー=ディスカウは膨大な数の録音を残していますが、最も古い録音は48年1月、ラジオ放送のために収録された、シューベルトの歌曲「冬の旅」全曲です。当年22歳の柔らかなバリトンの響きのなかに、すでに後年の活躍を思わせる繊細な陰影が刻まれた名演であったといわれます。51年、長年コンビを組むことになる伴奏者ジェラルド・ムーアと出会い、シューマンヴォルフR.シュトラウスなど、ドイツ歌曲の名作を次々に録音。世界中に歌曲のファンを増やしました。指揮者とも数多く共演し、フルトヴェングラーマーラー管弦楽伴奏付き歌曲「さすらう若人の歌」を演奏したときは、終演後フルトヴェングラーに「ディスカウとの共演によって、マーラーをようやく理解できるようになった。」と言わせたほど。さらにオペラにおいては名唱のみならず「名優」として数々の国際的舞台で足跡を残し、また62年のブリテン作曲「戦争レクイエム」をはじめ、現代作品の初演にも積極的に参加しています。

 そして66年、フィッシャー=ディスカウは最も敬愛する作曲家シューベルトの、男声用歌曲全曲録音をムーアとスタートします。これは19世紀ドイツ・ロマン派を代表する大作曲家の、従来無視されていた作品にも取り組む偉業となり、全405曲は『シューベルト歌曲全集I、II、III』としてまとめられました。このうち『I』は、70年度レコード・アカデミ−大賞を受賞。現在でも記念碑的な輝きを放っています。



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