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おんがく日めくり

11月 02日

ロック界初のスター・キーボード・プレイヤー、キース・エマーソン誕生(1944〜2016)

シンセサイザーの可能性を教えてくれた、キーボード界の至宝

 イギリス出身のロック・キーボード・プレイヤー、キース・エマーソン。幼い頃からクラシックピアノを習い、ジャズの影響も受けた彼は、1967年にジャズ、クラシック、ロックの融合をめざしたバンド「ザ・ナイス」を結成。前衛的な音作りで一躍注目を集めます。そして70年、ザ・ナイス解散と同時に、元キング・クリムゾンのグレック・レイク(ベース)、元アトミック・ルースターのカール・パーマー(ドラム)とともに、スーパー・トリオ「エマーソン、レイク&パーマー(ELP)」を結成。ギターレスのシンプルな編成にもかかわらず、キーボードに飛び乗り、ナイフを突き刺したりするキースのアグレッシブなパフォーマンスや、誕生したばかりのシンセサイザーを駆使したリッチなサウンドが人気を呼び、70年代初期を彩ったプログレッシブ・ロックの旗手として位置付けられるようになりました。

 実際、彼らの出現によってシンセサイザーの存在を知った方は多いのではないでしょうか。キースが演奏していた初期のシンセサイザーは、音色を変える度に数多くのツマミやレバーを操作し、パネル間の配線まで演奏中に抜き差しするという大変なもので、現在のデジタルシンセ世代からは隔世の感がありました。

 1971年のライブ・アルバム『展覧会の絵』は、そんなELPの人気を決定づけた1枚です。ムソルグスキーの「展覧会の絵」をロックとして完全に消化したこの曲は、元々ライブのリハーサル時に音量調整などのために演奏されていたのですが、ステージで取り上げると観客にも大受け。違法録音の海賊版があまりに横行したため、公式のライブ盤として急遽発売されました。

 その後、72年6月の初来日とほぼ同時期にリリースされた『トリロジー』や、イギリスの作曲家パリー原曲の「聖地エルサレム(※映画『炎のランナー』の主題歌のメロディとしても有名)」で始まる名盤『恐怖の頭脳改革』などのアルバムを数枚発表後、80年にグループは解散。80年代のキースはソロや別メンバーによる活動を続け、92年にはオリジナルメンバーでELPを再結成。94年にいったん引退を表明したものの、96年には突然の来日公演を行って周囲を驚かせました。過去の人物にしてしまうにはまだまだ惜しい、キーボード界の至宝的存在です。


聖地エルサレム 作曲:Parry Hubert 1999 YAMAHA CORPORATION

  • おんがく日めくりの更新は2002年10月をもって終了しました。
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