ページ内移動リンク

ホーム > ういくり > おんがく日めくり


おんがく日めくり

10月 09日

ポップス史に多大な影響を与えたビートルズのジョン・レノン誕生(1940〜1980)

復活の間際に凶弾に倒れた悲劇のヒーロー

 幼くして両親が別れたためにミミ伯母さんに育てられたジョン・レノンは、音楽や絵画の才能に恵まれた少年でした。そんな彼のアイドルはロックンロールの王様エルヴィス・プレスリーで、中学に入るとジョンは同級生と初めてのバンド、クォーリーメンを結成します。そして教会のパーティーで演奏しているときにポール・マッカートニーと出会い、さらにポールの紹介でジョージ・ハリスンが参加。ここに歴史に残るロック・バンド、ビートルズの原形が出来上がったのです。しかしそんなジョンを悲劇が襲います。親しくなり始めていた母親ジュリアが、交通事故で突然亡くなってしまったのです。このことでジョンは後々まで心に深い傷を負うことになりました。

 1970年12月ジョンは、ビートルズ解散後初のソロ・アルバム『ジョンの魂』を発表します。重苦しく歪んだ鐘の音で始まる1曲目「マザー」の冒頭で彼は、「母には僕がいた、でも僕には母はいなかった」と歌い、「ゴッド」の中では「ビートルズなんか信じない、信じるのは僕とヨーコだけ 夢は、終わった」と歌ってビートルズとの決別を宣言します。そしてこのアルバムと名曲「イマジン」を含むセカンド・ソロ・アルバムで、ジョンはビートルズ時代とは違った内省的でメッセージ色の強いソロ・アーティストとしての地位を確立したのです。

 しかし折しもベトナム反戦運動やヒッピー・ムーブメントが高まりを見せる中で、「ギブ・ピース・ア・チャンス」「パワー・トゥー・ザ・ピープル」といったジョンのメッセージは、本人の意図とは関係なく様々な政治的、社会的運動に利用されていきます。その結果彼は、合衆国政府から要注意人物と見なされその後何年間もアメリカの永住権を獲得できませんでした。75年やっと永住権を獲得しヨーコとの間に1粒種のショーンを授かったジョンは、それまでの社会運動と決別するかのように主夫(ハウス・ハズバンド)としての隠遁生活に入ります。

 そして80年、10年前の「マザー」と対比するかのような美しく澄んだティーン・ティーンという鐘の音で始まる「スターティング・オーヴァー」で、ジョンはシーンにカムバックします。同曲を始めポジティブな愛のメッセージで彩られたアルバム『ダブル・ファンタジー』は、彼の80年代への出発点となるはずでした。しかし運命の12月8日、ジョンは自宅のダコタ・アパートの入り口で狂信的なファンに撃たれ、帰らぬ人となってしまったのです。



スターティング・オーヴァー 作曲:John Lennon 1999 YAMAHA CORPORATION

  • おんがく日めくりの更新は2002年10月をもって終了しました。
    コンテンツは、アーカイブとして継続公開します。

その他の出来事

おんがく日めくりメニュー

人名検索

おんがく日めくりに登場する人物を人名で検索できます。

曲データ一覧

おんがく日めくりで紹介している曲の一覧をご覧いただけます。

イラスト集

おんがく日めくりで掲載しているイラストが月別の一覧でご覧いただけます。

音楽用語事典

音楽用語事典をご覧いただけます。

おんがく日めくりについて

おんがく日めくりについての説明や音楽を聴く方法、著作権についてなどご覧いただけます。

関連リンク

ミッドラジオプレーヤ

ページの先頭にもどる