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おんがく日めくり

09月 22日

ミュージカル『屋根の上のバイオリン弾き』初演(1964)

3,242回のロングランとなった名作がブロードウェイで開幕

 アメリカ演劇界でもっとも権威のあるトニー賞。1965年の同賞でミュージカル12部門のうち、作品賞、演出賞、作詞・作曲賞など9部門を受賞した名作『屋根の上のバイオリン弾き』が、1964年、ブロードウェイのインペリアル劇場で始まりました。原作は、ロシアからアメリカに移住してきたユダヤ人作家、ショラム・アレイケムの小説「テヴィエ」で、1939年に映画化もされたもの。ミュージカル化にあたっては、脚本をジョゼフ・スタイン、演出・振付は『ウェストサイド物語』の演出でも知られる名手、ジェローム・ロビンズが担当しました。

 ストーリーは、今世紀初頭のロシアを舞台に、寒村アナテフカに住むユダヤ人の牛乳屋・テヴィエの生活と、彼の5人の娘の結婚観とユダヤの習慣とのズレを描くもの。テヴィエは、古いしきたりと娘達の今風の考え方に挟まれ悩みますが、結局は娘達の幸せを願い、暖かく家から送り出していきます。そこへ降って湧いたユダヤ人退去命令…。テヴィエ一家もアメリカへ渡ることになり、故郷を静かに去っていくのです。

 『屋根の上のバイオリン弾き』という題名は、昔ローマ皇帝ネロによるユダヤ人の大虐殺があった時、逃げまどう群衆の中で、ひとり屋根の上でバイオリンを弾く男がいたという故事を描いたシャガールの絵にヒントを得たもの。舞台でも、ユダヤ人の不屈の魂の象徴として「屋根の上のバイオリン弾き」を要所要所に登場させています。

 このように、作品のテーマは運命に翻弄されるユダヤ人の家族愛という真面目なものですが、ダイナミックなダンス・シーンや、ジェリー・ボック作曲の美しい音楽、そして心に迫るストーリーで、記録的なロングランを果たしたのです。作品の中で最も有名な曲「サンライズ・サンセット」は、テヴィエ家の長女・ツァイテルと貧乏仕立屋・モーテルとの結婚式の場面で歌われるナンバー。花嫁の幸せを願う父親の気持ちを代弁した歌として、今では結婚披露宴のBGMに使われることも多い名曲です。


サンライズ・サンセット 作曲:Jerry Bock 1999 YAMAHA CORPORATION

  • おんがく日めくりの更新は2002年10月をもって終了しました。
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