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おんがく日めくり

09月 13日

オーストリアの作曲家、アルノルト・シェーンベルク誕生(1874〜1951)

大画家を驚かせたシェーンベルクの絵

 19世紀末、ワーグナーブルックナーマーラーらの出現によって、ドイツ後期ロマン派の音楽は、大きな岐路に立たされていました。それまで西洋音楽の土台となっていた調性(ハ長調とかイ短調など)という概念が、次第にあいまいになってきたのです。そしてその概念をいっきに突き破ったのが、弦楽合奏曲「浄夜」、声楽曲「月に憑かれたピエロ」、オペラ「モーゼとアロン」などの作品で知られるアルノルト・シェーンベルクでした。

 シェーンベルクが創案した「無調音楽」そして「12音音楽」は、“調性を無視した”あるいは“オクターブ内の12の音に均等の価値を持たせる”という難解なもので、彼と同時代の作曲家たちも「こんな音楽を書く位なら、雪かきでもしたほうがましだ」(リヒャルト・シュトラウス)、「これは音楽というよりも工場みたいだ」(モーリス・ラヴェル)といった批判をシェーンベルクに浴びせました。しかし時がたつにつれ、彼の作品は理解されるようになり、20世紀の作曲技法に多大な影響を及ぼすまでになったのです。

 ところでこのシェーンベルク、音楽ばかりではなく絵の才能も人並みはずれていました。彼が絵を描きはじめたのは33歳の時で、最初は作曲の気晴らしのつもりだったようですが、次第に音楽では表現しきれないものを表現する、本格的なものになっていったようです。とりわけ彼の描く人物画は、その人の内面を鋭くえぐりだしたもので、ロシアの大画家カンディンスキーも、そのあまりの素晴らしさに驚いたといわれています。“天は二物を与えた”…芸術の神様は気前が良いですね。



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