ページ内移動リンク

ホーム > ういくり > おんがく日めくり


おんがく日めくり

09月 12日

グスタフ・マーラーの交響曲第8番「千人の交響曲」初演(1910)

オーケストラの常識を超えた、巨大スケールの交響曲

 みなさんは一つのオーケストラは、何人ぐらいの編成でできているかご存知ですか?時代や曲によっても異なりますが、現代のオーケストラは100人前後がふつう。それに合唱を加えても200人になるかならないか、というところでしょう。ところがその常識を遙かに超えた曲が、グスタフ・マーラー(1860〜1911)の「千人の交響曲」です。

 マーラーはワーグナーブルックナーの流れをくむ19世紀後期ロマン派の作曲家で、両先輩同様、彼の作品も、編成、演奏時間ともに規模が大きいことが特徴です。しかし千人とはちょっとすごすぎる人数。マーラーはなぜこういう曲を作ることになったのでしょうか。

 当時マーラーは、ウィーン国立歌劇場の音楽監督と、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者をつとめており、作曲家としてよりも指揮者として名声を得ていました。しかし1906年、作曲家としての地位を確立すべく、歌劇場とウィーン・フィルの指揮者を退任し、第8交響曲、すなわち「千人の交響曲」の作曲にとりかかります。もっとも彼は、最初からこの曲をこれほど大規模にするつもりはなかったようですが、存分に作曲する時間を得られたためか、次々と新しい構想が浮かび、ついにはフル・サイズのオーケストラに様々な打楽器、それにピアノ、ハーモニウム、オルガン、マンドリン、2台のハープ、8人の独唱者と2組の混声合唱、そして少年合唱団を用いた、前代未聞の巨大な交響曲が完成したのです。初演は1910年、ミュンヘン。演奏終了後、会場には嵐のような拍手が巻き起こり、自ら指揮をつとめたマーラーはその拍手に応えるため30分以上も指揮台から降りられなかったそうです。


  • おんがく日めくりの更新は2002年10月をもって終了しました。
    コンテンツは、アーカイブとして継続公開します。

その他の出来事

おんがく日めくりメニュー

人名検索

おんがく日めくりに登場する人物を人名で検索できます。

曲データ一覧

おんがく日めくりで紹介している曲の一覧をご覧いただけます。

イラスト集

おんがく日めくりで掲載しているイラストが月別の一覧でご覧いただけます。

音楽用語事典

音楽用語事典をご覧いただけます。

おんがく日めくりについて

おんがく日めくりについての説明や音楽を聴く方法、著作権についてなどご覧いただけます。

関連リンク

ミッドラジオプレーヤ

ページの先頭にもどる