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おんがく日めくり

08月 28日

ドイツの文豪、ゲーテ誕生(1749〜1832)

ベルリオーズやマーラーが音楽にした戯曲「ファウスト」

 フランクフルトに生まれ、一生の大部分を小国家・ヴァイマル公国の君主カール・アウグストの相談役として過ごした文豪、ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ。代表作には小説「若きウェルテルの悩み」、「ウィルヘルム・マイスターの修業時代」、自伝「詩と真実」などがありますが、中でも最も重要な作品は、ゲーテの生涯のほとんどを費やして書かれた大作、戯曲「ファウスト」でしょう。

 この作品は、15世紀のドイツに実在した“ドクトル・ファウスツス”という詐欺師の伝説を下敷きにしています。“ドクトル・ファウスツス”、つまりファウストは、占星術や錬金術、かつまた魔術や霊媒術を駆使すると自称し、生きているうちからさまざまな噂や風聞に包まれていました。ゲーテは、この伝承に強烈な印象をもち、さまざまな場面やエピソードを追加して長大な戯曲に仕立てました。ファウストは、あらゆることを知り尽くしたいと願うのですが、人間の有限性ゆえにそれが出来ず、ついには悪魔メフィスト・フェレスと契約を結び、悪を重ねながら世界と宇宙の隅々まで巡り歩き、最後には地獄に落ちるという物語です。

 ゲーテの「ファウスト」は、以降のあらゆる西欧文化に直接的・間接的な影響を与えているといっても過言ではありません。音楽で最も有名なのは、タイトルもずばりのベルリオーズ劇的物語「ファウストの劫罰」でしょう。合唱・独唱に大規模なオーケストラを伴うこの曲は、99年のサイトウ・キネン・オーケストラの公演でもプログラムに上るなど、最近かなり頻繁に演奏されるようになりました。また「千人の交響曲」の愛称で知られるマーラーの声楽付の交響曲8番も、長大な第2部の歌詞を「ファウスト」の終幕から引用しています。

 最後に、ゲーテの有名曲をもう一つ。誰もが一度は聴いたことのあるシューベルト歌曲「野ばら」。この愛らしい詩も、文豪ゲーテのもう一つの顔なのです。


  • おんがく日めくりの更新は2002年10月をもって終了しました。
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その他の出来事

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  • ロシアの作曲家、アナトル・コンスタンチノヴィチ・リャードフ没(1855〜1914)
  • アメリカのジャズ・ピアニスト、ケニー・ドリュー誕生(1928〜1993)
  • ハンガリーの指揮者、イシュトヴァン・ケルテス誕生(1929〜1973)
  • チェコの作曲家、ボフスラフ・マルティヌー没(1890〜1959)
  • ピアニスト、仲道祐子誕生(1967〜)

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