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おんがく日めくり

07月 20日

ロック・ギタリスト、カルロス・サンタナ誕生(1947〜)

ラテンの情熱をロックに吹き込んだ魂のギター・サウンド

 複雑に絡み合うラテン・パーカッションのリズムを初めて本格的にロックに取り入れたカルロス・サンタナは、メキシコの小さな町、オートランの生まれ。13歳でサンフランシスコに移住し、69年にはレコード・デビュー前にもかかわらず、あの歴史的な「ウッドストック・フェスティバル」に出演するほどの人気を獲得していました。同フェスティバルでの熱演で世界にその名をとどろかせた後、ともにミリオン・セラーとなったデビュー・アルバム『サンタナ』、セカンド・アルバム『天の守護神』を発表。さらにその後もメンバー・チェンジを繰り返しながら、『キャラバン・サライ』などの名作を次々と発表していきました。サンタナの音楽は、当時流行していたブルース・ロックにラテンのエッセンスを融合させたもので、躍動するラテン・パーカッションのリズムセクションと、哀愁あふれる“泣き”のギターソロのコントラストは、それまでにない新鮮なサウンドをロックシーンに吹き込みました。

 その後、ラテンブームの沈静化とともに、80年代はマイペースで過ごしたサンタナですが、90年代後半、再びサンタナに時代の注目が集まります。きっかけは、98年のグラミー新人賞を受賞したローリン・ヒルのヒット曲「トゥ・ザイオン」にサンタナがスパニッシュ・ギターで参加したこと。若い世代のミュージシャンからも尊敬されていることを知ったサンタナは、ローリンを始めフージーズ等のヒップホップ勢や、マッチボックス20などのロックの後輩を共演者に迎え入れ、実に7年ぶりの新作『スーパーナチュラル』を発表。そのジャンルを超えた音楽は幅広いリスナーに支持され、全米で800万枚を超えるセールスを達成。シングル「スムーズ」も12週連続ナンバー1となり、第42回グラミー賞では「最優秀アルバム」「最優秀レコード」「最優秀楽曲」など主要賞を含む全9部門を独占。20世紀の最後をサンタナ・イヤーとしたのです。

 ところでロックが好きな方なら、サンタナが仏陀の模様入りのヤマハ・ギターSGを弾いていたことをご存じかもしれません。このギターは、「仏教をイメージさせるインレイを入れて、より豊かなサステインを持つSGを作って欲しい」というサンタナのオーダーに応えたもの。完成した特注モデルを初めて手にした時、サンタナは「ヤマハは僕にloveとtimeをプレゼントしてくれた」と感激したといいます。その後彼はSGをメインギターにし、『アミーゴ(同胞)』など、ロック史に残る数多くの名作を残しました。ギターを弾く人なら誰でも一度は弾いたことのある「哀愁のヨーロッパ」の情感溢れるサウンドも、SGによるものなのです。

写真は、SG・仏陀インレイ特注モデルをヤマハEG30thアニバーサリーモデルとして1996年に限定発売されたSG-175B。



哀愁のヨーロッパ 作曲:D.C.Santana,T.Coster 1999 YAMAHA CORPORATION

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