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おんがく日めくり

06月 30日

ビートルズが武道館で来日公演(1966)

そしてその日から武道館はロックの殿堂となった

 1962年に「ラブ・ミー・ドゥー」でデビューを飾ったビートルズ。リヴァプールの4人の若者は、その後10年たらずのあいだに、音楽はもちろん世界中のあらゆる文化の常識をことごとく覆えしていきます。そしてもちろん日本もその例外ではありませんでした。ジョン・レノンがシャウトする「ロックンロール・ミュージック」で幕を開けた1966年6月30日から3日間のビートルズ東京公演は、日本のロック・シーンの夜明けを告げるものでもあったのです。

 今では考えられないことですが、これだけの人気バンドの公演にもかかわらず(あるいは、だからこそ)まず日本のバンド、ブルー・ジーンズとドリフターズが前座を務め、休憩のあと、ようやくビートルズが登場。しかも演奏時間はたったの35分間という限られたものでした。また前述の「ロックンロール・ミュージック」をはじめ「アイ・フィール・ファイン」「イエスタデイ」「ひとりぼっちのあいつ」といった大ヒット曲も演奏されましたが、全11曲のうち半分以上がシングルB面やアルバムのみの収録曲(「シーズ・ア・ウーマン」「デイ・トリッパー」など)だったというのも、シングルヒット中心だった当時の音楽状況を考えると異例のことだったと言えるでしょう。

 まだグループ・サウンズも本格的なブームにはなっていなかった当時の日本では、ポピュラー・ミュージックの中心といえばやはり演歌か歌謡曲で、ロックは不良や反体制的な若者たちのただうるさいだけの音楽だと思われていました。そんな中ビートルズは、日本の伝統文化の殿堂ともいえる武道館にやってきたのです。これは音楽を超えた社会現象でした。抽選でしか手に入らなかった3万枚のチケットに10万人を超える応募があった一方、多くの学校が「ビートルズのコンサートに行ってはならない」という通達を出し、会場の通路は警察官と消防所員で埋まり、6,000人以上の少年少女が会場やホテルの周辺で補導され、動員された警官は5日間で延べ8,300人に上りました。

 7月3日、4人は次の公演地マニラに向け日本を後にします。そして残された日本の若いミュージシャン達の「ビートルズと同じステージに立ちたい」という思いが、武道館を日本のロックの殿堂にしていったのです。



デイ・トリッパー 作曲:John Lennon&Paul McCartney 1997 YAMAHA CORPORATION

  • おんがく日めくりの更新は2002年10月をもって終了しました。
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その他の出来事

  • オーストリアの作曲家、フランツ・スッペのオペレッタ「美しきガラテア」序曲初演(1846)
  • イタリアの作曲家、リカルド・ドリゴ誕生(1846〜1930)
  • 作曲家、弘田龍太郎誕生(1892〜1952)
  • アメリカのジャズ歌手、リナ・ホーン誕生(1917〜)
  • スウェーデンのロック・ギタリスト、イングウェイ・マルムスティーン誕生(1963〜)
  • ジャズ歌手、アンリ菅野没(1948〜2000)

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