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おんがく日めくり

06月 25日

箏曲家、宮城道雄没(1894〜1956)

 宮城道雄は、邦楽に洋楽の長所を取り入れた新しい様式を確立した、箏の演奏家(箏曲家※)です。失明した8歳のときに箏曲の道に入り、11歳の頃にはすでに師の代稽古を務めるまでに上達。13歳の時には箏曲の教授として家族の生計を立てるようになりました。そして15歳のときには、弟の読んでいた「高等学校読本」(今でいう教科書)の短歌に曲をつけ、今でも代表作のひとつとされる初めての箏曲「水の変態」を作りました。

 彼はもともと13本の弦だった箏を、音域を広げるために17本の弦にしたり、バイオリンなどの洋楽器の奏法も参考にして、箏の奏法を改良していきました。また変奏曲ソナタ形式など、西洋音楽の形式も取り入れ、新感覚の日本音楽を作り上げました。今でもよく演奏される代表作には先の「水の変態」のほか、「春の海」「さくら変奏曲」「秋の調」「砧」などがあります。

 目が不自由だった彼は、大阪へ演奏に行く途中、東海道線の刈谷駅付近で夜行列車から転落、62歳で亡くなりました。多くの人々がその死を悼み、彼の晩年の住居・東京都新宿区牛込に宮城道雄記念館が作られ、彼と、彼が生きた時代の音楽に関する資料が集められています。

※箏曲(そうきょく)とは、箏(琴)を主体として書かれた音楽のこと。多くは歌つきの曲として書かれています。このため箏を習う人は、必ず歌も教わります。そこで「箏を習う」とは言わず、「箏曲を習う」と言うのです。



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