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おんがく日めくり

06月 08日

ドイツ・ロマン派の巨匠、ロベルト・シューマン誕生(1810〜1856)

作曲家としての成功の裏に、ピアニストとしての挫折があった

 19世紀ヨーロッパに起こった新しい思想=ロマンティシズム(ロマン派)は、文学から始まり、音楽や絵画などにも広がっていきました。構成や理論よりも感情を重視するロマン派の考え方は、ドイツの詩人ヘルダーリンの言葉「人間は夢想している時には神、思索している時には乞食」によく表れています。

 ロベルト・シューマンは、そのロマン派の音楽を代表する作曲家です。8歳から音楽教育を受けると、すぐに才能が開花して9歳で作曲を始め、14歳のときにはピアニストとしても有望視されるほどになっていました。また一方、父親が書店を営んでいたので早くから文学にも親しみ、すばらしい詩を見つけ出す才能にもたけていました。この文学の素養は、後年、歌曲(リート)となって結実します。彼がその詩に曲を付けた詩人たちは、例えば「詩人の恋」のハイネ、「女の愛と生涯」のシャミッソー、「リーダークライス」のアイフェンドルフなど、文学史でも名を残す人達ばかりでした。これらの歌曲は、彼の代表作であるとともに、ドイツ歌曲の代表作としても知られています。

 シューマンは、ピアニストとしての本格的な訓練を受けるために、20歳のときからピアノ教師のヴィークの家に住み込みました。ちょうどそのころ、ヴィークの娘で後にシューマンと結婚するクララは、天才少女として活躍を始めたころでした。それに刺激されたシューマンは、なんとか追いつき追い越そうと、無理な指の訓練を行って手を傷めてしまい、ピアニストとしての道を断念することになりました。しかし、そのことによって、彼は作曲へと集中することになり、「幻想小曲集」「子供の情景」などのピアノ曲、「ミルテの花」などの歌曲、4曲の交響曲など、たくさんのすばらしい作品を生み出していくようになったのです。


幻想小曲集 op.12より 「飛翔」 作曲:R. Schumann 1999 YAMAHA MUSIC MEDIA

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