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おんがく日めくり

06月 03日

ワルツ王、ヨハン・シュトラウス2世没(1825〜1899)

 1999年がちょうど没後100周年にあたるオーストリアの作曲家、ヨハン・シュトラウス2世。同名の父親、ヨハン・シュトラウス(1804〜1849)は、ウィンナ・ワルツの原型を作り上げたことで「ワルツの父」と呼ばれ、シュトラウス2世はその後を引き継ぎ、ワルツをより芸術性の高い音楽に発展させたため「ワルツ王」と呼ばれています。なお、弟のヨーゼフ(1827〜1870)やエドゥアルト(1835〜1916)もワルツを残した作曲家で、シュトラウス一家はまさにワルツ一家と言えるでしょう。

 父親は、音楽家は生活を支えるのには厳しい職業だからと、ヨハンに銀行員になるための勉強をさせました。しかし彼はひそかにバイオリンを習い、19歳のときには自分の楽団を結成。自らバイオリンを弾きながら楽団を指揮する「弾き振り」で、大成功を収めました。一方、父親も自分の楽団を持っていたので、最初は競争するかたちになり、親子の仲が険悪になりましたが、時間を経ることで最終的には和解。24歳のときに父親が亡くなると、2つの楽団をひとつにまとめ、ヨーロッパ各地への演奏旅行を盛んに行いました。

 73歳と天寿をまっとうしたシュトラウス2世は、生涯で500曲にものぼる作品を残しました。「美しき青きドナウ」「ウィーンの森の物語」などのワルツを170曲、「トリッチ・トラッチ・ポルカ」などのポルカは120曲、そして「こうもり」「ジプシー男爵」などのオペレッタを16作品、他に行進曲などを作っています。ちなみに、他のシュトラウス一家の有名な作品もご紹介すると、父親ヨハンにはワルツ「ウィーン情緒」や「ラデツキー行進曲」が、ヨーゼフにはワルツ「オーストリアの村つばめ」「天体の音楽」が、エドゥアルトにはワルツ「粋な感じ」などがあります。

 ところで、このワルツ王、ヨハン・シュトラウス2世と、誕生日(10月25日)と命日(6月3日)がまったく同じ作曲家がいます。劇音楽やオペラの作曲で知られるフランスのジョルジュ・ビゼー(1838〜1875)です。ビゼーは、シュトラウスより13年遅く生まれ、24年早く亡くなったので、73歳のシュトラウスと比べると、約半分の生涯しか送っていないことになります。シュトラウスは、1863年にパリで見たオッフェンバックの「天国と地獄」の影響でオペレッタの作曲を始めたそうなので、もしかすると、2人はパリのどこかで出会っていたかもしれませんね。


美しき青きドナウ 作品314 作曲:Johann Strauss II 1997 YAMAHA CORPORATION

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