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おんがく日めくり

05月 28日

マーラーの交響曲第4番の世界初録音が日本で行われる(1930)

 マーラー・ブームと言われはじめてからもう30年近くが経ち、今ではマーラーはモーツァルトベートーヴェンと同じように、オーケストラには欠かすことのできないレパートリーとなっています。ところで、今のブームよりずっと以前、昭和最初期の頃に、すでにマーラーを演奏し、録音もしていた日本人指揮者がいたのです。

 1926(昭和元)年に、現在のNHK交響楽団の前身である新交響楽団を設立した、近衛秀麿。彼はヨーロッパで作曲と指揮を勉強し、山田耕筰らとともに日本にオーケストラの基礎を築いたひとりです。近衛はマーラーの作品を積極的に演奏会で取り上げ、交響曲第1番、3番、4番を日本初演しました。日本ではまだオーケストラさえ珍しい時代に、複雑で演奏の難しいマーラーの交響曲に挑戦することは、困難の連続だったことでしょう。

 近衛と新交響楽団は、マーラーのレコード録音にも挑戦しました。1930(昭和5)年5月28日と翌29日に、交響曲第4番の全楽章を録音。これは「第4番」の全楽章録音としては世界初、マーラーの交響曲の中でも全楽章録音としては世界で2番目の快挙となりました。演奏上の細かい問題はあるものの、その音楽作りは、今でも通用する立派なもの。録音はCDでも復刻され、現在の代表的なマーラー指揮者、エリアフ・インバルにも感銘を与えたそうです。


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