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おんがく日めくり

04月 08日

昭和の歌謡史を代表する歌手、藤山一郎誕生(1911〜1993)

流行歌手でもあった天才バリトン歌手

 「青い山脈」で知られる歌手、藤山一郎(本名 増永丈夫)。ヒット曲は、「丘を越えて」「長崎の鐘」「酒は涙か溜息か」など、昭和の歌謡曲の歴史ともいえるものばかりですが、最大のヒット曲は、“新しい朝がきた、希望の朝だ”ではじまる「ラジオ体操の歌」でしょう。1956年に自ら作曲し歌ったこの曲は、いまもラジオ体操の放送の冒頭で聞くことができます。

 そんな藤山は、もともとは声楽家志望の音大生でした。ハイバリトンとよばれる低域から高域まで幅広い音域を出せる声を持ち、東京音楽学校(現、国立東京芸術大学)に在学し、「学校はじまって以来の逸材」と大いに期待されていたのです。しかし、関東大震災が元で大きな借金を背負ってしまった両親の苦労を知り、借金返済の足しにと、当時、校則で禁止されていた歌謡曲歌手の副業をはじめます。

 学校に副業が知られることを恐れた彼は、「藤山一郎」という芸名を使います。そして3曲目の「酒は涙か溜息か」が大ヒットし、つづく「丘を越えて」は、当時、国内に蓄音機が20万台しかなかったにもかかわらず、60万枚という驚異的なセールスを記録。藤山一郎の人気は不動のものになりますが、これが元で副業が学校に知れてしまいます。あわや退学かと思われたのですが、クラシックの声楽家としての才能を高く評価していた教授たちの努力もあり、「卒業まで歌手活動は行わない」という誓約のもとに停学処分ですみました。

 彼は卒業後もクラシックを歌うときは、本名の増永丈夫を通します。これは、本業が声楽家であるという意思表示でした。しかし、自らの小柄な体格がオペラに向いていないことを悟り、1938年のNHKラジオの公開放送を最後に増永丈夫としての活動を控え、藤山一郎としてのみ活動を続けました。



  • おんがく日めくりの更新は2002年10月をもって終了しました。
    コンテンツは、アーカイブとして継続公開します。

その他の出来事

  • イタリアの作曲家/バイオリニスト、ジュゼッペ・タルティーニ誕生(1692〜1770)
  • イタリアの作曲家、ガエターノ・ドニゼッティ没(1797〜1848)
  • イタリアの作曲家、アミルカーレ・ポンキエッリのオペラ「ジョコンダ」初演(1876)
  • ロシアの作曲家、アレクサンドル・ボロディンの交響詩「中央アジアの草原にて」初演(1880)
  • イギリスの指揮者、サー・エードリアン・ボールト誕生(1889〜1983)
  • アメリカのジャズ・シンガー、カーメン・マクレエ誕生(1922〜1994)
  • ジャズ・クラリネット奏者、北村英治誕生(1929〜)
  • 演歌歌手、千昌夫誕生(1947〜)
  • ロック・バンド、イエスのギタリスト、スティーヴ・ハウ誕生(1947〜)
  • キャンディーズの田中好子誕生(1956〜)
  • ジョン・レノンの長男でロック歌手のジュリアン・レノン誕生(1963〜)
  • タレント/歌手、岡田有希子没(1967〜1986)
  • アメリカのアルト歌手、マリアン・アンダーソン没(1897〜1993)

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