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おんがく日めくり

01月 14日

オルガニストでバッハ研究者だったシュヴァイツァー誕生(1875〜1965)

アフリカでの献身的な医療活動により、1952年にノーベル平和賞を受賞したシュヴァイツァー。彼は21歳の時、「30歳までは学問と芸術をしっかりと身に付けよう。それからは、人間に直接奉仕できるような意義のある仕事に自分の一生を捧げよう」と決心したと言われています。そして、それからの彼の行動のすべては、この考えに従っていきました。つまり、神学者、バッハ研究家、オルガン奏者として素晴らしい実績を挙げたのちに、30代になって改めて医学を学び、アフリカの無医地区の医療に向かったのです。

 36歳で医師の資格を得たシュヴァイツァーは、38歳で仏領赤道アフリカ(現ガボン)のランバレネに病院を開きました。ところが翌年、第一次大戦が起き、病院の運営資金が引き出せなくなった上に、ドイツ国籍の彼自身もフランス軍の捕虜となってしまいます。病院は閉鎖され、約1年間の収容所生活から釈放された彼に残ったのは、2万フランを超える借金だけ、というありさまでした。

 そんな窮地を救ったのは、彼自身が30歳までに身につけたオルガニストとしての腕前でした。資金難を知ったスウェーデンの大僧正が、各国の教会に呼びかけ、シュヴァイツァーのオルガン演奏会が実現します。ストックホルムで、コペンハーゲンで。会場には人があふれ、収益は4週間で2万5千フランに上りました。シュヴァイツァーの音楽家としての腕は、再度、彼自身をアフリカ医療に向かわせる力を与えたのです。

 彼が演奏したバッハのオルガン曲「おお人よ、汝の罪の大いなるに嘆け」「主イエス・キリストよ、われ汝を呼ぶ」や「キリストは死のとりこになり給う」などを聴くと、そこには、一人の偉大な人間の崇高な精神を感じることができるでしょう。

コラール「主よ、人の望みの喜びよ」 BWV147 :作曲 Johann Sebastian Bach
1996 YAMAHA CORPORATION


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