ページ内移動リンク

ホーム > ういくり > おんがく日めくり


おんがく日めくり

12月 12日

アメリカを代表するポピュラー歌手、フランク・シナトラ誕生(1915〜1998)

トロンボーン演奏から影響を受けた歌唱法

 「マイ・ウェイ」の大ヒットで知られ、アメリカのポピュラー音楽史上、もっとも偉大な歌手のひとりといわれるフランク・シナトラ。彼が歌手を志したのは、ビング・クロスビーの映画を見た時でした。彼は映画館を出ると「あれこそ、僕の仕事だ」と言ったそうです。しかし、クロスビーの真似をせず、独自の歌唱法を追求したのがシナトラの偉いところ。「僕はビングの大ファンだった。でも彼のように歌いたいと思ったことはない。というのは、誰も彼もがクロスビーそっくりのスタイルで歌っていたからだ。僕はもっと違った歌手になりたかった…。」

 シナトラは35歳の時、トミー・ドーシー・オーケストラに参加。ドーシーのトロンボーン演奏から大きな影響を受け、クロスビーの歌い方とは異なる若々しい歌唱スタイルで注目を集めるようになります。ドーシーが、特にブレスのための間合いを取らずに長い叙情的なソロを演奏していたように、シナトラも、ブレスするための間合いは取らずに、各フレーズをつないで長い連続的な流れとする歌い方を発展させました。彼はこの歌唱法をマスターするために、息を止めたまま水中に潜り、心の中で歌詞を歌ってみるというようなことや、口から息を吐きながら同時に鼻から息を吸うという極東の秘術さえマスターしようとしたそうです。

 また、シナトラは自分の歌に、奥深い情感とソフトな魅力を取り入れるためにマイクを最大限に利用しました。マイクを口元に近づけて、会話の時のような自然でソフトな声のトーンを保ち、決して大声を張り上げることはありませんでした。もちろん、シナトラ以前の歌手たちもマイクを使っていましたが、マイク越しのソフトな声の持つセクシュアルなニュアンスを十分に生かした歌手はシナトラが初めてだったのです。

 シナトラは映画にも出演し、『地上より永遠に』ではアカデミー賞を獲得。歌手、そして俳優として、アメリカのポピュラー・エンターテインメント史上に偉大なる足跡を残しました。


マイ・ウェイ 作曲:Francois Claude 1998 YAMAHA CORPORATION

  • おんがく日めくりの更新は2002年10月をもって終了しました。
    コンテンツは、アーカイブとして継続公開します。

その他の出来事

おんがく日めくりメニュー

人名検索

おんがく日めくりに登場する人物を人名で検索できます。

曲データ一覧

おんがく日めくりで紹介している曲の一覧をご覧いただけます。

イラスト集

おんがく日めくりで掲載しているイラストが月別の一覧でご覧いただけます。

音楽用語事典

音楽用語事典をご覧いただけます。

おんがく日めくりについて

おんがく日めくりについての説明や音楽を聴く方法、著作権についてなどご覧いただけます。

関連リンク

ミッドラジオプレーヤ

ページの先頭にもどる