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おんがく日めくり

11月 15日

ムード音楽の巨匠、マントヴァーニ誕生(1905〜1980)

流麗な弦楽器アレンジで一世を風靡

 ポップスの名曲や映画の主題歌などを、生オーケストラによる精緻な編曲で聴かせるイージー・リスニングは、世界的にも人気の高いジャンルです。その創始者であり、独特の美しいストリングスアレンジで“ムード音楽の巨匠”と呼ばれているのが、ここで紹介するマントヴァーニです。

 イタリアのベネツィアで生まれたマントヴァーニの父も、高名なバイオリニストでした。マントヴァーニが4歳のときに、父はロンドンの歌劇場のコンサート・マスターに就任したため、一家はそろってロンドンへ移住します。父からピアノやバイオリンの手ほどきを受け、16歳でバイオリニストとしてデビューしたマントヴァーニは、1923年、弱冠18歳にしてロンドンのホテル・メトロポールを活動の拠点に、自らの楽団を結成。2年後にはレストランでの演奏が全国中継されるほどの人気となりました。その後1930年代には、ヨーロッパやアメリカでも名を知られるようになっていきます。

 当時の彼の楽団の編成は、バイオリン3人、チェロ2人で、必要に応じて各人がドラムやギターなどを掛け持ちしていました。40年にデッカ・レコードと契約後、新たにホルンと3部のブラスが加わりましたが、彼の求めるサウンドの実現には、もっと多くの弦楽器奏者が必要でした。そして、ついにその夢がかない、楽団42人中ストリングスが28人という編成で本格的な評価を受けたのが、51年に録音された「シャルメーヌ」です。28人のストリングスを3つのパートに分け、独特のエコー効果を加えることで、あたかも幾筋もの滝がきらきらと流れ落ちるようなイメージを与える、マントヴァーニ楽団ならではの美しいアレンジは、“カスケーディング・ストリングス”と名付けられ、一世を風靡することになります。

 「シャルメーヌ」はアメリカとヨーロッパ各地で大ヒットとなり、その後もクラシックからミュージカル、ポップス、映画音楽まで幅広いレパートリーで、マントヴァーニの名声は全世界に知られるようになり、同時にイージー・リスニングというジャンルも確立していったのでした。



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