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おんがく日めくり

05月 21日

オーストリアの作曲家、フランツ・スッペ没(1819〜1895)

ウィンナ・オペレッタの祖

 楽しく賑やかでハッピーな音楽喜劇、オペレッタ(喜歌劇)−−そこには、オッフェンバックに代表されるフランスのオペレッタと、ウィーンのオペレッタの2つの系統がありますが、ウィンナ・オペレッタの開祖とも言えるのが、スッペです。

 1840年以来ウィーンの歌劇場で指揮者兼作曲家として活躍し、「詩人と農夫」(1846)など、流麗な旋律の劇音楽を書いていた彼に大きな転機が訪れたのは、1858年のことです。この年、ウィーンで初めてオッフェンバックの「天国と地獄」他のオペレッタが上演されたのです。これを観たスッペは、「そうだ、俺の書きたかったのは、こういう楽しい歌劇だったんだよ!」と膝を叩いて叫びました。それからはウィーンの音楽風土にあったオペレッタの創造に全力を注ぎ、1860年には初のウィーン風オペレッタ「寄宿学校」を発表。1865年にはオッフェンバックの「美しいエレーヌ」に対抗して「美しいガラテア」を書き、これが大成功を収めて、本格的なウィンナ・オペレッタの誕生となったのです。その後も「軽騎兵」(1866)、「ボッカチオ」(1879)など名作を生み続け、パリのオッフェンバックとオペレッタ界の人気を二分しました。

 スッペが独占していたウィンナ・オペレッタ界も、1871年にワルツ王ヨハン・シュトラウス2世が進出し、「こうもり」(1873)、「ジプシー男爵」(1885)などの名作を書くに至り、一気に競争が激化しました。スッペ、シュトラウス、それにミレッカーの3大巨匠が活躍した19世紀後半をウィンナ・オペレッタ「金の時代」、それに対し20世紀前半にレハール、カールマーン、オスカル・シュトラウスなどが人気を集めた時期を「銀の時代」と呼びますが、スッペに始まり、金銀の時代を経たウィンナ・オペレッタは、世界中で愛好され、現代のミュージカルのルーツの一つともなったのです。



歌劇「軽騎兵」序曲 作曲:Franz Von Suppe 2001 YAMAHA CORPORATION

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