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おんがく日めくり

08月 19日

バーンスタイン作曲のミュージカル、『ウェスト・サイド・ストーリー』初演(1957)

才人レニーが書いた20世紀の“ロメオとジュリエット”

 20世紀後半を代表する指揮者の一人として知られている、レナード・バーンスタイン(1918〜1990)。指揮の他、ピアノを弾き、作曲をし、テレビ番組を通じて分かり易く音楽の魅力を解説し、新進音楽家のための音楽祭も主催するなど、あらゆる音楽シーンで活躍したクラシック界のスーパー・スターです。親しみを込めて“レニー”とファースト・ネームで呼ばれたことからも判るように、交友もポピュラー音楽家や舞台芸術家、作家など、幅広い層に及びました。その結果、彼は1944年、自作のバレー音楽「ファンシー・フリー」をブロードウェイのために書き直し、初のミュージカル『オン・ザ・タウン』を仕上げることとなったのです。これは『踊る大紐育』(1949)として映画化もされました。

 さて、この作品の上演で知り合った振付師ジェローム・ロビンズは、ある日バーンスタインに「ロメオとジュリエットを現代のマンハッタンに置き換えてミュージカルを作ったらどうだろう?」と持ちかけてきました。敵対する家柄同士の若者の悲恋を、移民同士が対立する現代の群像劇に置き換えたら、広く大衆の心に訴えることができるのでは……。こうして生まれたのがミュージカル『ウェスト・サイド・ストーリー』です。1957年8月、ワシントンでプレビュー公演(※)されたこのミュージカルは、ラテンのノリの「アメリカ」、ジャズの薬味が効いた「クール」、抒情溢れる「マリア」、そして恋のときめきを歌い上げた「トゥナイト」など、素晴らしいナンバーが満載。ロビンズが振付けたダンス・シーンの素晴らしさも相まって、圧倒的な成功を収めました。たとえば、このプレビューを見に来ていた台本作家のオスカー・ハマースタイン2世は、終演後バーンスタインらをつかまえて「おめでとう。これは劇場史に残る画期的な事件です!」と興奮した面もちで感想を伝えたそうです。

 なお、このミュージカルは4年後の1961年、ロビンスとロバート・ワイズの共同監督で『ウエスト・サイド物語』として映画化され、大ヒットしました。ですので、そちらを通じてご存じの方も多いのではないでしょうか。

※正式公演の前に試験的に行われる公演。正式初演は同年9月26日、ニューヨークのウィンター・ガーデン劇場にて。


トゥナイト 作曲:Leonard Bernstein  1998 YAMAHA CORPORATION

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