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| 2005年2月8日 |
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元「歌う!トランペット EZ-TP」企画担当のサクラダです。
なぜか今回も開発情報を担当させていただいております(笑)
おかげさまでEZ-TPは皆様にご好評をいただき、商品がお店に行き渡らないというご迷惑をおかけする事態となりました。うれしい反面、ご迷惑をおかけしており、大変申し訳ありません。
今月からはいよいよ商品も潤沢になってくると思いますので、今後ともぜひよろしくお願いいたします。
これほどの好評を頂けたのも、"たのみこむ"に始まり、開発掲示板にご意見や応援を書き込んで頂いた皆様や、楽器フェアで試奏、応援頂いた皆様、他にもいろんな皆様のおかげだと思います。この場を借りてお礼申し上げます。
さて、今回は久々にEZ-TP開発秘話の第3話をお送りします。
試作1号機を手にしたサクラダの奮闘をお楽しみ頂ければと思います。
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開発秘話 第3話
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2002年の春、試作1号機を手にしたサクラダは、「うーん、面白いけど、トランペットとして使うには厳しいなぁ」という感想を持った。というのも当時の試作品は電子キーボードの機能を流用して作られたもので、反応速度も遅く、使い勝手は非常に悪かった。また細かいことではあるが「ド」はCの音(ピアノのド)が鳴る仕様で、ここにも管楽器経験のあったサクラダは違和感を感じていた(*)。
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(*)本物のトランペットの「ド」は、ピアノの「シ♭」の音に相当します
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一通り触った後、「面白いっスね」と他人事のように感想をしゃべっていたサクラダ。そこへ旭はひとこと「サクラダくん、トランペットやってたんだったら、コレ(のプロデュースを)、やってみてよ」。
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「ヘッ?ボクですか?」
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全くそんなつもりが無かったサクラダは戸惑うも、コレの開発はトランペットの経験者が担当した方が良いだろうと思い、返事する。「わかりました」。このひとことがサクラダの今後を左右するとは全く思いもしないで。
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OKしたものの、こいつをどうしたものか考えあぐねる毎日。こいつを実用的な性能で、買いやすい価格で、トランペットのサイズで、作ることができるのかという点ですら、設計をやっていたサクラダにも全く自信がない。そしてそもそも、コレは世間に受け入れてもらえるのかどうかも、さっぱり想像がつかない。
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そんなこんなで何日かたったころ、旭がやってきて言った。
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「トランペットもさぁ、"たのみこむ"に出しちゃおうと思うんだよ。今度"たのみこむ"さんと会う約束とりつけてきたからさ、ちょっと行ってみよう。」
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"たのみこむ"とは消費者とメーカの間を取り持って、商品を企画したり意見を集めたりする、消費者参加型商品企画サイトで、旭には前年の2001年に、イージーギター"EZ-EG"の商品企画会議室をこの"たのみこむ"内に開設し、消費者の意見を聞いて開発に役立てた経験があった。今回もこの手で行こうという旭のアイデアだった。
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「そうか、わかんなかったら聞けばいいんだ」
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当たり前のようでなかなか発想できない、「聞いてみる」という作業。確かに"たのみこむ"で意見を集めれば、どうすればいいか方向性も見えるだろうし、意見の数から消費者がこの商品に興味をもってくれるのかもわかり、「そもそもこいつは売れるのか?」という答えも見つかってくる。 以前なら、ヤマハが試作品を世間に広く公開するということはまずありえないことで、賛否両論の大騒ぎになるところであったが、今回はEZ-EGが切り開いた前例がある。コトは非常にスムースに進んだ。
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EZ-EGの経験を持つ旭の一声で、EZ-TPは新たな一歩を歩み始めた。
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つづく
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