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音楽用語辞典
:
タ行の音楽用語
【タ】
タイ tie[英]
同じ高さの音を結ぶ弧線。タイで結ばれた音は1つの音として演奏される。
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対位法 counterpoint[英] Kontorapunkt[独]
複数の旋律を、それぞれの独立性を保ちつつ組み合わせる書法。
大かっこ brace[英] Klammer[独]
ピアノ譜や総譜などで使われる、2段以上の譜表を連結するするためのかっこ。
>>譜例を見る
ダイナミックス dynamics[英] Dynamik[独]
〈強弱法〉の意。音の強弱の変化によって表情を変えること。〈デュナーミク〉。
第2次ヴィーン楽派
→
新ヴィーン楽派
。
ダ・カーポ da capo[伊]
〈頭から〉の意。D.C.と略記。冒頭にもどり、曲の終りまたは fine と書かれたところまで繰り返す。
多声(音楽)
→
ポリフォニー
。
ダブル・シャープ double sharp[英]
〔1〕重嬰(じゅうえい)記号(
)。〔2〕音の高さを半音ずつ2回上げること。あるいは音の高さが半音ずつ2回上がっていること。
ダブル・フラット double flat[英]
重変記号(♭♭)。〔2〕音の高さを半音ずつ2回下げること。あるいは音の高さが半音ずつ2回下がっていること。
ダブル・リード(楽器) double reed (instrument)[英]
→
リード
。
ダルシマー dulcimer[英]
共鳴胴上に平行に弦を張り、開放弦を桴(ばち)やハンマーで打つ打弦楽器。起源は中近東。ハンガリーのツィンバロムや中国の洋琴もこの種の楽器である。ピアノの起源といわれる。
ダル・セーニョ dal seigno[伊]
〈記号から〉の意。D.S. と略記。セーニョ
の記号まで戻り、そこからfine または
フェルマータ
まで演奏させる指示。
タンギング tonguing[英]
管楽器演奏のための舌の使用法。シングル・タンギング(tu-tu)、ダブル・タンギング(tuku-tuku)、トリプル・タンギング(ttk-ttk, またはtkt-tkt)のほか、特殊な奏法として、舌先を急速にころがすフラッター・タンギング(tur-r-r)がある。
単声(音楽)
→
モノフォニー
。
ダンパー damper[英]
ピアノや
チェンバロ
などで、鍵盤から指を離したときに、フェルトなどで弦の振動を吸収して消音するしくみ。ピアノのダンパー・ペダル(右ペダル)は、ダンパーを解除して余韻を持続させる働きをもつ。
【チ】
チェレスタ celesta[伊]
小型のアップライト・ピアノに似た形をもつ打楽器。鍵盤を押すとハンマーが鉄片を打ち鳴らす。バルトークの〈弦楽器・打楽器・チェレスタのための音楽〉が有名。
チェンバロ cembalo[伊] harpsichord[英] clavecin[仏]
16-18世紀に広く用いられた鍵盤楽器。鳥の羽軸や皮などで作られた小さな爪(プレクトラム)が金属製の弦をはじくことで発音する。クラヴィチェンバロ、ハープシコード、クラヴサンとも。1段鍵盤で1列の弦をもつものから、2段鍵盤で数列の弦をそなえているものまで各種ある。数列の弦をもつ楽器の場合、各列はストップ操作による組合せが可能で、基音の8フィート列のほか1オクターブ高い4フィート列をそなえるものが多い。弦にフェルトなどをあてて音の余韻の消し、音色を変えるリュート・ストップをもつ場合が多く、また2段鍵盤の楽器では上鍵盤を下鍵盤に連動させるカプラー装置をそなえる。なお、ヴァージナルや
スピネット
も、発音機構はチェンバロと同一である。
チャールダーシュ
[ハンガリー]
ハンガリーの民俗舞曲。2/4拍子。ゆるやかな導入部〈ラッシュー〉と急速な主部〈フリッシュ〉からなり、主部の
シンコペーション
のリズムが特徴。ヨハン・シュトラウス(子)の〈こうもり〉の曲が有名。
チューニング
→
調律
。
調性 tonality[英]
[独]
[仏]
音楽の旋律や和声が、ひとつの中心音(主音)のもとに秩序づけられ、統一されているような音組織の体系。
調律 tuning[英]
楽器の音の高さを目的の音に音律に整えること。弦楽器の開放弦の調律は〈調弦〉とよばれる。
【ツ】
ツィクルス Zyklus[独]
連続演奏会のこと。
通奏低音 thoroughbass[英] basso continuo[伊]
[独]
17、18世紀の演奏習慣。鍵盤楽器(または撥弦(はつげん)楽器)奏者が、与えられた低音上に、即興で和音を補いつつ伴奏する方法。また、その低音声部。低音声部の上または下に和音を示す数字が書かれたため〈数字付低音〉ともよばれる。
【テ】
提示部・呈示部 exposition[英・仏] Exposition[独]
主題などの重要な素材を提示する部分。とくに
ソナタ形式
で、その主要主題を提示する部分。
ディミヌエンド diminuendo[伊]
〈だんだん弱く〉。dim.と略記。
テクスチュア texture[英]
ある楽曲における、音の基本的な組み合わせ方、織り合せ方。複数の旋律線が組み合わされている場合、これをポリフォニックなテクスチュアとよび、和音中心に構成されている場合、これをホモフォニックなテクスチュアとよぶ。
デクレシェンド decrescendo[伊]
〈だんだん弱く〉。decresc. と略記。記号は
。
テヌート tenuto[伊]
〈音を保持して〉
テノール tenor[英] Tenor[独]
[仏] tenore[伊]
〔1〕初期多声音楽で、定旋律がおかれた、楽曲の中心声部。〈保つ〉という意味のラテン語〈tenere〉に由来。〔2〕男声の高音域。〔3〕4声体多声書法の、下から2番目の声部。〔4〕同一属の楽器中、テノールに対応する音域・性格をもつもの。テノール・トロンボーンなど。
デュエット
二重唱。二重奏。
デュオ
二重唱。二重奏。
展開部 development[英]
[独]
すでに提示された主題や素材を種々の角度から発展・展開させる部分。
電子音楽 electronic music[英] elektronische Musik[独]
〔1〕電子音響機器を利用した音楽の総称。〔2〕20世紀音楽の一傾向。1950年以降ドイツを中心におこる。発振器で作られた電子音を音響機器で加工し、磁気テープに定着させた。シュトックハウゼンの曲などが有名。
電子楽器 electronic musical instrument[英]
発信器などの電気回路を発音体とする楽器。電気楽器とは発音源が異なる。初期のものではテレミン(1924発表)、オンド・マルトノ(28発表)、ハモンド・オルガン(29発表)などが知られる。現在は電子工学の発展によりコンパクトな
シンセサイザー
などが普及。
転調 modulation[英] Modeulation[独]
曲の途中で調が変ること。
>>譜例を見る
テンポ tempo[伊]
音楽を演奏する速さ。
テンポ・プリモ tempo primo[伊]
〈最初の速さで〉。
とも書く。
テンポ・ルバート tempo rubato[伊]
〈テンポを柔軟に伸縮させて〉
【ト】
度 degree[英] Stufe[独]
〔1〕
全音階的音階
の各段階。主音を第1度とし、下から順に数える。〔2〕音程を測る単位。譜表上同じ線(間[かん])にある音どうしの音程を1度といい、さらに線や間が隔たるのに応じて2度、3度……と数える。
動機 motive[英] motif[英・仏] Motiv[独]
それ自体がある表現性を備えた、最小の音楽的単位である旋律断片。
頭声 head voice[英]
人間の声の3つの声区*のうち、いちばん高い部分の声のこと。
ト音記号 G clef[英]
[独]
五線上の〈1点ト音〉の位置を決める記号。五線の第2線上におかれる。
トッカータ toccata[伊]
鍵盤楽器のための即興的で技巧的な楽曲。16世紀イタリアでおこり、その後ドイツにも広まった。バッハのオルガン曲が有名。
ドデカフォニー dodecahony[英] Dodekaphonie[独]
十二音音楽のこと。→
十二音技法
トリオ trio[伊・英・仏] Trio[独]
〔1〕3声部の楽曲。〔2〕三重唱。三重奏。〔3〕
メヌエット
、
スケルツォ
、行進曲などの中間部。
トリオ・ソナタ trio sonata[英] Triosonate[独]
バロック
時代のもっとも重要な室内楽曲。〈3声部からなる
ソナタ
〉の意。上2声部がほぼ同音域の2つの旋律楽器であるのに対し、低音声部は旋律楽器に加えて和音を充填(じゅうてん)する楽器も必要になるため、実際には最低4人の奏者を必要とする。
トリスタン和音 Tristan chord[英] Tristan-Akkord[独]
ヴァーグナーの《トリスタンとイゾルデ》の前奏曲に用いられた特徴的な和音。
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トリル trill[英]
装飾音の一種。主要音とその2度上の音を、すばやく交互に演奏するもの。
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トルヴェール
[仏]
北フランスを中心に、12世紀後半から13世紀に活躍した中世の詩人兼音楽家。トルバドゥールの影響を受けて発展。言語はラング・ドイルを使用。約2130の詩と約1420の旋律が現存。
ドルチェ dolce[伊]
〈甘く柔らかに〉。
トルバドゥール troubadour[仏]
南フランスを中心に、12世紀から13世紀に活躍した中世の詩人兼音楽家。宮廷ふうの愛、十字軍、政治、道徳の風刺などが主要テーマ。言語はラング・ドックを使用。約2600の詩と約260の旋律が現存。
トレモロ tremolo[伊]
本来、同一音高上の〈震動〉を意味した。〔1〕声楽では、同一音高の急速な反復。〔2〕弦楽器では、弓を急速に上下して出す同一音の急速な反復。または弓を返さずに演奏される、急速な2音の交替。〔3〕ピアノでは、8度や5度などの音程を急速に反復する奏法。または同一音の急速な連打。
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トーン・クラスター tone cluster[英]
たくさんの音が、互いに2度以内の狭い音程関係をもちつつ、密集したもの。〈密集音塊とも〉。20世紀音楽の手法のひとつ。
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タ
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