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カ行の音楽用語

【カ】

外声(部) outer parts, outer voices[英]
多声部の音楽における、最上声と最下声。4声体ならソプラノとバス。内声(部)*の対語。
ガヴォット gavotte[英・仏]
17世紀フランスの舞曲。中庸な速度で2/2拍子。アウフタクトの開始が特徴的。
カウンターテナー countertenor[英]
ファルセットで高い声を出す男声。
楽劇
ヴァーグナーが彼の総合芸術論にもとづいて創始したオペラの一形式。劇の一貫した流れを尊重し、台本・音楽・演技・舞台など、オペラの構成要素を融合したもの。
楽典
音楽に用いる音を楽譜に記すための約束・規則を説明する理論。
下属和音 subdominant chord[英]
下属音すなわち音階の第4音を根音とする和音。またはSと示される。
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カデンツァ cadenza[伊]
〔1〕コンチェルトやアリアなどに挿入される、演奏者の妙技を披露するための即興的な部分。〔2〕終止(形)。
カプリッチョ capriccio[伊] caprice[仏・英]
〔1〕17世紀の、自由なフーガふうの鍵盤音楽。〔2〕19世紀、気まぐれな性格の器楽小品。〈奇想曲〉。パガニーニ、ブラームスに作品例がある。
カペルマイスター Kapellmeister[独]
〔1〕聖歌隊、オーケストラの指揮者・指導者。〔2〕(音楽監督や主席指揮者の次に位する)常任指揮者。
環境音楽 environmental music[英]
現代社会における環境の意味を〈環境〉という視点からとらえなおそうとする態度、およびその音楽活動。
間奏曲 intermezzo[伊]
〔1〕劇やオペラの幕間(まくあい)に奏される曲で、通常は器楽曲。〔2〕19世紀のキャラクター・ピースの曲名。シューマンやブラームスに作品例がある。
カンタータ cantata[伊・英]
原意は〈歌われる曲〉で、ソナタが〈楽器で演奏される曲〉であることに対する。バロック時代に、独唱・重唱・合唱などを用いた多楽章形式の曲となる。歌詞の内容により〈教会カンタータ〉と〈世俗カンタータ〉に大別される。バッハやオルフの作品が有名。
カンタービレ cantabile[伊]
〈歌うように〉。
カンツォーネ canzone[伊]
イタリアのポピュラー・ソング。本国では外国曲を含むポピュラー歌曲全般をさす。狭義にはナポリの民謡・歌謡曲を母体に外国の影響を受けて20世紀初期に生れた標準語の歌謡曲。

【キ】

奇想曲
カプリッチョ
機能和声 functional harmony[英]
〔1〕調性音楽の和声を、音階各度上の和声の機能の観点から説明したもの。〔2〕そのような説明を適用できる調性音楽の和声。
キャラクター・ピース character piece[英]
19世紀のピアノ小品の一種。特定の気分や標題を想起させる。〈バガテル*〉〈即興曲*〉〈無言歌〉〈幻想曲*〉など。
狂詩曲
ラプソディ
強弱記号 dynamic mark[英] Dynamisches Zeichen[独]
強弱の度合いを示す記号。p, mf, ff, cresc. など。
協奏曲
コンチェルト
強拍 strong beat [英] schwerer Taktteil[独]
小節または拍子の強部。〈弱拍〉の対語。
協和(音) consonance[英・仏] Konsonanz[独]
複数の音がよく調和して響く状態。〈不協和(音)〉の対語。

【ク】

クインテット quintet[英]
五重唱。五重奏。
組曲 suite[英・仏]
いくつかの小曲あるいは楽章をまとめた複合的な器楽曲。とくにバロック時代に、舞曲の性格をもった楽曲を組み合わせた多楽章形式として発達。バッハの管弦楽組曲などが有名。
クラヴィーア Klavier[独]
鍵盤楽器の総称。通常はチェンバロ、クラヴィコード、ピアノを意味するが、場合によってはオルガンを含めることもある。
グラーヴェ grave[伊]
〈重々しくゆるやかに〉。
グリッサンド glissando[伊]
音階的な走句を滑るように急速に奏すること。gliss. とも略記。
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グレゴリオ(グレゴリウス)聖歌 Gregorian chant[英]
ローマ・カトリック教会の典礼(ミサと聖務日課)で歌われる、モノフォニーのラテン語聖歌。
クレシェンド crescendo[伊]
〈だんだん強く〉。cresc.と略記。記号は
クロスオーヴァー crossover[英]
フュージョン
クワイア choir[英]
〔1〕教会堂の内陣。〔2〕聖歌隊。合唱隊。〔3〕同属楽器のグループ。ブラス・クワイアなど。
クワルテット quartet[英]
四重唱。四重奏。

【ケ】

ケッヘル番号 [独]
W.A. モーツァルトの作品にケッヘルが与えた作品整理番号。KvまたはKと略記。数度改訂され、初版、第3版、第6版の番号がよく用いられる。
ゲネラルパウゼ Generalpause[独]
全体の休止。とくにオーケストラ音楽で、全声部が同時に休むこと。G.P.と略記。
ゲネラルプローベ  Generalprobe[独]
公演直前の総練習。ゲネプロ。
幻想曲 fantasy[英] Fantasie[独]
〔1〕特定の形式によらず、自由に楽想を展開させた楽曲。〔2〕バロック時代の模倣対位法による器楽曲の一種。〔3〕19世紀のキャラクター・ピース*。幻想的・夢幻的な雰囲気をもつ。シューベルト、ショパン、シューマンの作品が有名。

【コ】

交響曲 symphony[英] Symphonie[独]
オーケストラのための多楽章の器楽曲。18世紀前半に確立。その後、楽器編成・内容・形式・作品規模ともに多彩な展開をみせる。
五音音階 pentatonic scale[英]
1オクターヴのなかに5つの音を含む音階。民族により、さまざまな組合せの5音が用いられれる。
古楽
アーリーミュージック
呼吸記号 breath mark[英]
声楽曲、管楽曲で呼吸をする箇所を示す記号。∨またはコンマ記号などを使用。
黒人霊歌 negro spirituals[英]
アメリカ黒人が奴隷時代に作った宗教歌。歌詞は主として旧約聖書に基づき、音楽は五音音階やシンコペーション・リズムなどの黒人的特質に西洋音楽が組み合わされている。
国民楽派 nationalist school[英]
19世紀の、中央ヨーロッパ以外の国の、民族主義的な音楽家の一派。
ゴスペル gospel[英]
キリスト教的性格の強いアメリカの民俗音楽、ポピュラー音楽、黒人音楽の要素を強くもち、ジャズなどの手法がみられる。いきいきとした強烈なリズムを特徴とする。
コーダ coda[伊・英・仏]Koda[独]
曲の終わりに結尾として付される部分。それまでの音楽を回想したり、終結感を強める。
古典派音楽 music in the classical period[英]
18世紀なかごろから19世紀初頭にかけて、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンなどによって築かれた音楽の伝統。機能和声による調性を基礎に、ホモフォニックで均整のとれた様式を特徴とする。
コード chord[英]
和音のこと。総譜を書くことの少ないポピュラー音楽では、コード・シンボルという略記法を用いてコードの配列(〈コード進行〉)を示すことが多い。
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コラール chorale[英] Choral[独]
ドイツ・プロテスタント教会、とくにルター派教会の賛美歌。〈衆賛歌〉。バッハに多くの作品がある。
コロラトゥーラ coloratura[伊]
技巧的で華やかに装飾された旋律。18、19世紀のオペラのアリアに多くみられる。また、こうした旋律を自在に歌いこなすソプラノ歌手を〈コロラトゥーラ・ソプラノ〉とよぶ。
コンサートマスター concertmaster[英] Konzertmeister[独]
オーケストラの第1ヴァイオリンの首席奏者。楽団のリーダー。
コン con[伊]
〈・・・・で〉、〈・・・・と共に〉。
コンセルヴァトアール conservatoire[仏]
音楽院。
コンチェルト concerto[伊・英・仏]
〔1〕バロック時代の器楽伴奏付声楽曲の曲名。〔2〕バロック時代のコンチェルトの一形態。独奏楽器群と全合奏を対置させる。合奏協奏曲。コンチェルト・グロッソ。〔3〕ソロ・コンチェルト。独奏楽器とオーケストラの協奏曲。18世紀以降、ピアノ、ヴァイオリン、チェロや管楽器などを独奏楽器として盛んに作曲された。
コンボ combo[英]
ポピュラー音楽で小編成器楽グループをさす用語。一般的に3から7、8名のグループにたいして使う。


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