
「ACP-2」は独自の音響構造により、設置するだけで楽器やオーディオの「響き」を整え、良い音を楽しむ環境を作ることができる調音パネルです。この調音技術は通常の高音域を中心とした吸音だけでなく、低音域まで吸音しつつ適度な音の散乱効果もあるため、従来よりも心地よい音響特性が得られます。調音パネルとして先行開発された「TCH」は高さ90cm。主に楽器ユーザーをターゲットにしたものでしたが、「ACP-2」はオーディオ愛好家やアップライトピアノのユーザーにも使っていただくことをコンセプトとし120cmの高さの自立型のパネルとしました。 この製品にはアドバンストデザインとして技術が開発されたばかりのシーズ(種)の段階から参加しました。デザイナーとして技術を実際の製品に具現化しながら、同時に技術者とは180度違う視点から、この技術が必要とされるユースケースを探しました。それは生まれたばかりの技術から「誰が」「どこで」「何のために」という主語、述語となるコトバを見つけ、そこからストーリーを紡いでいくような作業でした。通常の製品とは違い、技術者とデザイナーがお互いの領域を超え、時には役割を逆転させたりしながら開発していったので、広い意味でデザインの醍醐味が味わえたと思っています。
※掲載イメージは開発中のものとなり、実際の製品とは異なります。





