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さらにヤマハ・ミュージック・クラフトでは、素材である木材に関しても、「可能な限り最良の木材を入手し、最良の加工を施す」というフィロソフィーの下、素材の探求にも力を注いでいます。
チーフデザイナー桜井洋氏は、伝統的なヤマハのサウンドを踏襲しつつ、革新的なサウンドを求めて、世界各地までより品質の高いギターの木材を買い付けるために足を運ぶ努力を惜しみません。
例えば、旧「L」とNEW「L」の大きな違いは木材にあります。それは入手困難となったエゾマツからイングルマンスプルースへの表板素材の変更です。イングルマンスプルースはソフトでサウンドのレンジが広いのが特長です。斬新かつ豊潤な鳴りと俊敏なレスポンスを得るために、測深試験を重ねることで最高の鳴りが実現するイングルマンスプルースの表板の薄さの最良値を数値化しました。
このようにヤマハ・ミュージック・クラフトの特色は、試験を重ねることでベストの音を追求し、詳細に数値化することで、最上グレードの木材加工をより多く均一に施すことができる点です。
桜井氏は「新しいLシリーズの設計を例にとると、“変わらない、けれど進化させる”という難しさがありました。長い歴史を背負っているモデルで、プレイヤーも"L"ならではの変わらない良さを愛してくれていました。しかし一方で設計者として新しいことをやりたい欲求がある。新生Lシリーズでは、『Lシリーズ』のトータルデザインという伝統と、ふくよかな「L」ならではの豊かな音の伝統という2つのコンセプトを継承しながらも、時代や音楽性に合わせた現在のギターとしてのモダンな進化を遂げたかったと言います。
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では、実際に手にしたプロミュージシャンは新生『Lシリーズ』に対してどういった印象を持ち、ヤマハ・ミュージック・クラフトに何を求めているのでしょうか。
<YAMAHA ACOUSTIC MIND2004>に出演した、日本フォーク界の巨匠、石川鷹彦氏は、「新生『Lシリーズ』は低音もしっかり出て、音も大きい。いわゆるオーケストラみたいな感じで、これ1本でも成り立つ。だから弾き語りに適している。そしてチューニングが狂いにくいなど道具としての信頼性が高い」といいます。
また同じく<YAMAHA ACOUSTIC MIND2004>でLS26による素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたアコースティックギタリストの雄、吉川忠英氏も「低音に一番特徴があると思う。温かいっていうか包んでくれるような音が良い」と新生『Lシリーズ』のふくよかな音の丸みを評価してくれました。
ヤマハの考える良いギターとは、トッププレイヤーにとって新たな音楽表現を刺激するもの、そして一般ユーザーにとっては、より低価格でより良いサウンドを提供し、ギター愛好家のすそ野を広げることにあります。
ヤマハ・ミュージック・クラフトのクラフトマンたちはみな、「作り手である自分たちが良いと思うものを、弾き手も良いと評価してくれることが一番の喜び」だと口をそろえ語ります。
伝統のために技術の革新を追い続ける。これから先も妥協なきクラフトマンシップとアーティストとのリレーションによって、常に新しい音が生まれる場所、それがヤマハ・ミュージック・クラフトです。


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