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室内の響きは内装材料の吸音特性に大きく左右されます。そのため模型の主要材料については、模型残響室を用いて10倍の周波数で実物と同等の吸音特性となることを確認して選びます。
特に、椅子と人体は受音点に近いため、吸音特性や形状をできるだけ実物に合わせる必要があります。人体模型は、ポリスチレンフォームに服と髪の部分にフェルト厚さ 1mmを被覆し、低音域の吸音のため腹部に空洞をあけたもので、全帯域に渡って実物椅子の着席時の吸音率に非常に近い値となっています。
![[画像]客席椅子と人体模型(1/10)](img/bs2_img_01.jpg)
客席椅子と人体模型(1/10)
![[画像]残響室の模型(1/10)](img/bs2_img_02.jpg)
残響室の模型(1/10)
模型実験では高周波数の音を用いるため、空気による音響吸収の影響が無視できなくなり、高域のエネルギーが早く減衰し残響が短くなります。この影響を取り除く方法として、減衰に寄与する酸素分子を除去する窒素置換法を用います。実験では、通常21%前後の酸素濃度を極めて低い5%以下の濃度にして行います。
![[画像]窒素置換法を用いた模型実験のグラフ](img/bs2_img_01.gif)