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残響感、音量感、拡がり感といった建築音響に関わる室内の主要な聴感印象を、電気音響の支援により自然に変化させることができるシステムです。これによって、演劇とクラシック音楽といった最適とされる響きが相反する用途への対応や、コンサートホールにおけるパイプオルガンへの対応、また、大規模な建築的改修を伴わない古いホールの音場改善、などが可能になります。 その聴感印象の改善は非常に自然なものであるため、観客はシステムの存在を意識することなく、舞台芸術が鑑賞できるのです。しかし、システムのon/offを聴き比べた場合、その改善効果は歴然であり、導入された空間には新たな魅力が加わることになるのです。 このAFCシステムは、他の多くの音場支援システムと異なり、フィードバックループの利用による音場の制御を基本としています。つまり、本来その部屋が持つ響きを電気的に支援するものであり、スピーカからの再生音によって、新たな音場を作り出す、或いは、電気的な響きを提示するシステムとは全く異なるのです。そのため、上で述べたような、自然でありながら明確な効果が得られるのです。

アコースティックな音場を支援するためには、“残響時間”と“初期反射音”を制御する必要があります。初期反射音とは音源から出た音が壁や天井に反射して比較的速い時間に到来する音で、そのレベルや到達時間と到来方向は、聴感上重要な要素です。 AFCでは音場制御技術と信号処理技術で反射音を付加・制御することで、 1. 残響時間の延長、2. 初期反射音のレベル増強と一様な分布の確保、3. 側方反射音による拡がり感の増強が達成されます。これによりホールの音響特性を自然に変化させ、使用目的に応じた最適な音場を多様に獲得できます。

大規模ホールにおけるクラシックコンサートの実現
2000席を超えるような大規模ホールでは、生音によるクラシック音楽は、音量感、残響感の両立が難しくなります。AFCの導入は、この様な大規模ホールでも、生音によるクラシック音楽を楽しむことができます。
例:東京国際フォーラム ホールA/アクトシティ浜松 大ホール/アクロス福岡
コンサートホールでのパイプオルガン導入
歴史的に教会堂の中で育まれてきたパイプオルガンは、長い残響時間に適します。例えば、2000席程度のコンサートホールにおいて、オーケストラ音楽に対しては2.0~2.5秒程度の残響時間が最適となりますが、パイプオルガンに対しては、3.0~4.0秒といった長い残響時間でこそ、その荘厳な響きを堪能することが出来ます。AFCの導入により、あらゆる規模の空間で、コンサート~オルガン音楽にまで適した音環境を生み出すことが可能になります。
例:羽曳野市立生活文化情報センター「ホールM」/アクトシティ浜松 中ホール
古いホールの改修
古いホールを改修する際、室形状の変更や天井高の変更といった大規模な建築的変更を伴う改修は難しいことがままあります。AFCの導入は、この様な状況でも、その音環境だけを生まれ変わらせることを可能にします。
ホールの音響改修
詳しくは、導入例をご覧下さい
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